AI面接とは?新卒就活で落ちる理由を解説!通過率と質問対策もわかる

監修者 熊谷 直紀
監修者 熊谷 直紀

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熊谷 直紀

監修者熊谷 直紀

横浜国立大学理工学部卒。株式会社DYMに新卒一期生として2011年に入社し、WEBプロモーションなどのデジタルマーケティング領域で業務に従事し、その後新規事業立ち上げを経験。
2015年よりDYMの人事部へ異動し人事領域を統括、毎年多くの就活生や求職者との面接・面談を実施。
内定チャンネルなどの採用関連メディアへの出演や記事監修を通して人事・人材関連の情報を発信中。

AI面接とは何なのか、新卒の就活でどのように評価されるのか分からず、不安を感じていませんか。人事ではなくAIに判断されるため、「何を見られているのか分からない」「落ちる理由が知りたい」「通過率はどれくらいなのか」と悩む就活生は少なくありません。
この記事では、新卒向けにAI面接の仕組みや質問内容の特徴、落ちる原因、通過率の目安を分かりやすく解説します。さらに、SHaiNなどのAI面接ツールの傾向や、カンペは使っていいのかといった疑問にも触れながら、今日からできる対策方法を紹介します。初めてのAI面接でも安心して臨める内容です。

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AI面接とは何か|基本的な仕組みと導入が進む理由

ここではAI面接の基本的な仕組みと、企業で導入が進んでいる理由について解説します。AI面接は、応募者の受け答えや表情、声などをデータとして分析し、一定の基準で評価を行う面接手法です。採用業務の効率化や評価の公平性向上を目的に、多くの企業で活用が広がっています。

AI面接とは何か|企業が導入する背景と目的

AI面接とは、人工知能を活用して応募者の回答内容や話し方、表情などを分析し、評価を行う面接方法です。

厚生労働省が2025年3月に公表した「AI・メタバースのHR領域最前線調査報告書」によると、AI面接は採用面接の効率化と公平性向上を目的に、新卒採用を中心に導入が進んでいます。また、経済産業省と総務省が策定した「AI事業者ガイドライン」では、AIを活用する際の公平性、透明性、説明責任などの原則が示されており、企業はこれらの基準に沿った運用が求められています。

企業がAI面接を導入する背景には、採用業務の負担増加や人手不足といった課題があります。特に応募者数が多い企業では、一次選考に多くの時間と人員を割く必要があり、効率化が求められています。AI面接を導入することで、短時間で多くの応募者を評価でき、選考のスピードと質を両立できます。

企業がAI面接を導入する主な理由は以下のとおりです。

  • 応募者数増加による人事担当者の負担軽減
  • 面接官ごとの評価のばらつきを防ぐため
  • 採用基準を数値化し、判断の公平性を高めるため
  • 採用プロセス全体の効率を向上させるため

これらの目的から、AI面接は多くの企業で採用活動の一部として定着しつつあります。

出典:AI・メタバースのHR領域最前線調査報告書|厚生労働省(2025年3月)
出典:AI事業者ガイドライン(第1.1版)概要|総務省 経済産業省 2025年3月

AI面接と人事面接の違い|評価される流れと判断ポイント

AI面接と人事面接の違いは、評価の進め方と判断基準にあります。人事面接では、面接官が応募者と対話しながら印象や人柄を総合的に判断します。一方、AI面接では事前に設定された評価項目に基づき、応募者のデータを分析して評価が行われます。そのため、感覚的な判断ではなく、一定の基準に沿った評価が可能です。

両者の違いを整理すると、以下のようになります。

項目 AI面接 人事面接
評価主体 AI(システム) 面接官
評価基準 数値・データ 経験・主観
判断の一貫性 高い 面接官により差が出る
重視される点 話し方・傾向 対話力・人柄

AI面接では「基準に沿った受け答えができているか」が重視されるため、評価ポイントを理解した対策が重要になります。

AI面接で表情・声・話し方がどう分析されるのか

AI面接では、回答内容だけでなく、表情や声、話し方といった非言語情報も評価対象となります。これらの情報はカメラやマイクを通じて取得され、AIによって数値化・分析されることがあります。人が無意識に感じ取っている印象を、データとして客観的に捉える点が特徴です。

主に分析される要素は以下の3つです。

分析項目 チェックされるポイント 評価の目的
表情 視線・表情の変化 積極性・安定感
トーン・声量 自信・伝達力
話し方 論理性・流暢さ 思考力・表現力

AI面接では、これらの要素を意識した落ち着いた受け答えが評価につながります。

AI面接で聞かれる質問内容の特徴と傾向

ここではAI面接で聞かれる質問内容の特徴や傾向について解説します。AI面接では、人事面接とは異なり、質問内容や出題形式に一定のパターンがあります。どのような質問が多いのかを事前に把握しておくことで、回答の準備がしやすくなり、本番でも落ち着いて対応できるようになります。

AI面接で頻出する質問の傾向とパターン

AI面接で頻出する質問には、応募者の思考力や行動特性を効率的に見極めるための共通した傾向があります。多くの場合、過去の経験や行動を振り返らせる質問が中心で、回答内容だけでなく、話の構成や論理性も評価対象となります。質問文は比較的シンプルですが、抽象度が高く、自分の言葉で整理して答える力が求められます。

AI面接で多く見られる質問は、主に次のようなタイプに分類できます。

過去の経験を問う質問
例:これまでで最も努力した経験は何ですか

思考や価値観を問う質問
例:仕事で大切にしている考え方は何ですか

対人関係を問う質問
例:チームの中でどのような役割を担うことが多いですか

評価観点 AIが見ているポイント
内容 経験と主張のつながり
構成 話の順序や整理力
表現 説得力や明確さ

抽象的な表現に終始せず、具体例を交えて話すことが高評価につながります。

AI面接ツール(SHaiNなど)ごとの質問傾向

AI面接ツールによって、質問の出題傾向や評価の観点には違いがあります。ツールごとに設計思想が異なるため、質問内容や回答形式にも特徴が見られます。事前に使用されるツールを把握しておくことで、想定外の質問にも落ち着いて対応しやすくなります。

代表的なAI面接ツールの質問傾向は、以下のとおりです。

ツール名 質問の特徴 重視されるポイント
SHaiN 行動や価値観を深掘りする質問 一貫性・論理性
録画型AI面接 録画型AI面接 話し方・表情
適性検査連動型 性格診断に近い質問 判断傾向

また、多くのAI面接ツールには次のような共通点があります。

  • 質問数や回答時間があらかじめ決められている
  • 回答をやり直せないケースが多い
  • 途中で質問を戻れないことがある

ツールごとの特徴を理解し、事前に回答を整理しておくことが重要です。

独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)の調査によると、対話型AI面接サービス「SHaiN」は科学的な面接技法を学習したAIを活用し、面接官の主観による評価のばらつきを抑えることを目指しています³。同調査では、AI面接が学生の行動特性や価値観を深掘りする質問を通じて、一貫性や論理性を評価する仕組みが紹介されています。

出典:科学的理論に基づく面接技法を学習したAIが、人よりも公平に採用面接を実施(企業事例:ビジネス・レーバー・トレンド 2026年1・2月号)|労働政策研究・研修機構(JILPT)

AI面接で落ちる理由|不合格になりやすい原因とは

ここではAI面接で不合格になりやすい理由や、実際の通過率の目安について解説します。AI面接は人事面接とは評価基準が異なるため、対策不足のまま受けると落ちてしまうケースも少なくありません。落ちる原因と通過率の考え方を理解することで、無駄な不安を減らし、適切な準備ができるようになります。

AI面接で落ちる人に共通する特徴とNGパターン

AI面接で評価が伸びにくいとされる傾向には

、次のような例があります。多くの場合、内容そのものよりも「話し方」や「構成」、「一貫性」の欠如が評価を下げる原因となっています。AIは回答を感覚的に判断するのではなく、一定の基準に沿って分析するため、曖昧な受け答えや準備不足は不利に働きやすいです。

厚生労働省の企業ヒアリング調査では、「インターンや面接で高い評価の学生が、AI面接の評価で低くなる例があり、この場合は一旦通している。ただし、それでもその後の面接で落ちる事象が発生している」という指摘がありました。これは、AI面接が一定の評価基準に沿って機械的に判断するため、人間の面接官が評価する人柄や柔軟性といった要素を十分に捉えきれない可能性があることを示しています。

AI面接でよく見られるNGパターンは以下のとおりです。

  • 回答が短すぎる、または結論が分かりにくい
  • 質問の意図とずれた内容を話してしまう
  • 抽象的な表現が多く、具体例がない
  • 話すスピードが極端に速い、または遅い

これらを避けるだけでも、評価が大きく下がるリスクを減らせます。

出典:AI・メタバースのHR領域最前線調査報告書|厚生労働省(2025年3月)

AI面接がボロボロでも通過するケースがある理由

AI面接がうまく話せなかったと感じても、通過するケースは珍しくありません。これは、AI面接が完璧な受け答えを求めているわけではなく、一定の評価基準を満たしているかを重視しているためです。多少言葉に詰まっても、全体として評価ラインを超えていれば通過する可能性は十分にあります。

AI面接で「ボロボロでも通過する」主な理由は次のとおりです。

  • 回答内容に一貫性があり、評価基準を満たしている
  • 他の応募者との相対評価で問題がなかった
  • 表情や声などの非言語要素が安定していた
  • 企業が幅広く候補者を残したい選考段階だった

面接後の印象だけで結果を判断せず、次の選考に備えることが重要です。

AI面接対策で最低限押さえるべき評価ポイント

ここではAI面接対策として最低限押さえておきたい評価ポイントについて解説します。AI面接では、回答内容だけでなく、話し方や表情、回答の構成なども含めて総合的に評価されます。評価されやすいポイントを事前に理解しておくことで、過度な緊張を防ぎ、安定した受け答えができるようになります。

AI面接で評価されやすい話し方・声のトーン・話すスピード

AI面接では、話し方や声のトーン、話すスピードが重要な評価対象となります。AIは音声データを分析し、落ち着きや自信、コミュニケーション力を判断します。そのため、内容が良くても声が小さすぎたり、早口になったりすると、評価が下がる可能性があります。

評価されやすい話し方のポイントは次のとおりです。

  • 声量は普段よりやや大きめを意識する
  • 話すスピードは一定で、聞き取りやすくする
  • 抑揚をつけて単調にならないようにする
  • 文の区切りで適度に間を取る

これらを意識することで、AIから安定感のある印象を持たれやすくなります。

AI面接で表情・姿勢・視線が評価に与える影響

AI面接では、表情や姿勢、視線といった非言語情報も評価に影響します。カメラ映像を通じて、積極性や自信、誠実さなどが分析されるため、無表情や視線が定まらない状態はマイナス評価につながりやすいです。

評価に影響しやすいポイントは以下のとおりです。

観点 AIがチェックするポイント
表情 笑顔・表情の変化
姿勢 安定感・前向きさ
視線 集中度・誠実さ

見た目の印象を整えるだけでも、評価が大きく変わることがあります。

AI面接で評価されやすい回答構成と考え方

AI面接では、回答内容だけでなく、その構成や考え方も重要な評価ポイントです。話が長すぎたり、結論が分かりにくかったりすると、論理性が低いと判断されやすくなります。そのため、分かりやすい構成を意識して答えることが重要です。

評価されやすい回答の基本構成は次の流れです。

結論:質問に対する答えを最初に述べる

理由:そう考えた背景や理由を説明する

具体例:実体験やエピソードを加える

まとめ:要点を簡潔に整理する

この構成を意識することで、AIにも伝わりやすい回答になります。

AI面接でカンペは使ってもいいのか|バレる可能性と注意点

ここではAI面接でカンペを使ってもよいのか、その際にバレる可能性や注意点について解説します。AI面接はオンラインで実施されることが多く、カンペを用意したくなる人も少なくありません。ただし、使い方を誤ると評価を下げてしまうリスクもあるため、正しい考え方と対策を理解しておくことが重要です。

AI面接でカンペ使用はバレるのか

AI面接でカンペを使っているかどうかは、使い方次第でバレる可能性があります。AIは画面映像や音声データをもとに、視線の動きや話し方の不自然さを分析します。そのため、頻繁に視線が下に落ちたり、読み上げるような話し方になると、違和感として評価に影響することがあります。

カンペ使用が疑われやすい行動には、次のようなものがあります。

  • 視線がカメラから大きく外れる回数が多い
  • 文章を読むような抑揚のない話し方
  • 話す途中で不自然な間が頻発する
  • 質問内容と噛み合わない回答が増える

完全に禁止されているわけではありませんが、使い方には注意が必要です。

AI面接でカンペに頼らないための効果的な準備方法

AI面接で高評価を得るためには、カンペに頼らず話せる状態を目指すことが理想です。そのためには、事前準備の段階で「丸暗記」ではなく「話の軸」を整理しておくことが重要になります。内容を理解していれば、多少表現が変わっても自然に話すことができます。

効果的な準備方法には、次のようなものがあります。

  • 自己PRや志望動機を要点ベースで整理する
  • 質問ごとに「結論・理由・具体例」をまとめる
  • 声に出して話す練習を行い、話す感覚に慣れる
  • スマホやPCで録画し、話し方を客観的に確認する

準備の質を高めることで、カンペなしでも安定した受け答えが可能になります。

AI面接で自然に話すためのメモ活用の工夫

どうしても不安な場合は、カンペではなく「補助的なメモ」として活用する方法がおすすめです。文章をそのまま書いたカンペではなく、キーワードだけをまとめたメモにすることで、視線の動きを最小限に抑えつつ自然に話すことができます。

  • メモを使う際の工夫ポイントは以下のとおりです。
  • 文章ではなく、単語や短いフレーズで書く
  • カメラの近くに配置し、視線移動を最小限にする
  • 見なくても話せる状態を前提に用意する
  • 話の詰まりを防ぐための「保険」として使う
    1. メモはあくまでサポート役と考え、頼りすぎないことが大切です。

まとめ

AI面接は、人事面接とは異なる評価基準で判断されるため、仕組みや質問傾向を理解した事前対策が重要です。落ちる理由の多くは内容よりも話し方や構成、一貫性にあります。評価ポイントを押さえ、表情・声・論理的な回答を意識することで通過率は十分に高められます。不安に感じすぎず、準備を重ねて自分らしく臨みましょう。

よくある質問

Q. AI面接は何回受けられますか?

AI面接は基本的に1回限りで、やり直しはできません。企業によっては技術的なトラブルがあった場合に限り再受験を認めるケースもありますが、原則として録画された回答がそのまま評価されます。そのため、事前の準備と練習が重要になります。

Q. AI面接の結果はいつ分かりますか?

AI面接の結果通知は、企業により異なりますが、通常は面接実施から1週間〜2週間程度で連絡が来ることが多いです。AIによる分析自体は数時間〜数日で完了しますが、その後の人事による最終確認に時間がかかる場合があります。

Q. AI面接で緊張してしまう場合の対処法は?

AI面接で緊張する場合は、事前に練習を重ねることが最も効果的です。スマホで自分の回答を録画して客観的に確認したり、友人と模擬面接を行うことで本番の緊張を軽減できます。また、深呼吸やリラックスできる環境づくりも重要です。

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