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就活コラム
COLUMN

【例文付き】就活における小論文の書き方やポイントを徹底解説!

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就活で小論文を課す企業もあります。webテストや面接と同じように、小論文でも対策が必須です。この記事にて、小論文の書き方やポイントを紹介していきますので、対策をする際の参考にしてみてください。小論文は、企業の視点を抑えた上で臨まなければ、マイナス評価につながってしまう可能性もあります。事前に小論文についてのポイントを把握しておきましょう。

目次

  1. なぜ就活で小論文を求めるのか?
  2. 【例文付き】就活における小論文の書き方
  3. 就活における小論文を書く際のポイント
  4. まとめ

なぜ就活で小論文を求めるのか?

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なぜ就活で小論文を求めるのか?

制限時間内にどれだけの課題をこなせるかという処理能力をはかるために、小論文を課しています。提出まで時間をかけてじっくり作成することができるエントリーシートに対し、小論文は試験会場で制限時間内に作成しなければならない場合が多いです。つまり、企業は、制限時間内に文字数制限のある小論文を作成させることで、エントリーシートだけでは把握することができない、就活生の論理的思考力や文章構成力を見ているのです。

面接官は小論文のどこを評価しているのか

企業は小論文を通して、

・与えられたテーマに対してどういう考え方を持っているか
・自分の考えを簡潔に順序立てて説明できる力があるか
・論理的な思考ができているか
・文章構成がしっかりしているか
・一般常識や一般教養はあるか

という点を知ろうとしています。テーマによっては、処理能力や思考力だけでなく、あなたの価値観や人柄が企業の求める人材とマッチしているかをみられることもあります。

頻出するテーマ

小論文でよく出されるテーマは以下の通りです。

・学生自身に関すること
例)「学生時代に最も頑張ったこと」「今までに挫折したこと」「5年後はどのような人材になりたいか」など

・企業に関すること
例)「弊社のどのようなところに興味を持ったか」「業界の今後の展望」など

・時事問題など一般常識について
例)「最近気になるニュースは何か」「環境問題について」など

【例文付き】就活における小論文の書き方

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つぎに、小論文の書き方を紹介していきます。個人の主観や感想が主となる作文とは異なり、小論文では客観的な文章が求められます。自分の意見だけでなく、それを裏付ける根拠を用いて説得力のある文章が書けるよう意識しましょう。

全体の流れを決める

文章を書き始める前に、全体の書く流れを決めましょう。

①テーマに対する自分の意見や見解
②根拠や具体的な例
③結論

メモ書きする程度で構いませんので、上記に当てはまる内容をどんどん書きだしていきましょう。ある程度書く内容がまとまったら、指定文字数をふまえ、どの要素にどれぐらいの文字数で書くか、全体の配分をざっくりと考えます。このように構成を決めてから書くと、「話に一貫性がない」といった矛盾も避けられます。

全体の流れがきまったら、本文に取り掛かります。

①序論

まずはじめに、序論として、小論文の中で述べようとすることを端的に伝えましょう。テーマに対する自分なりの答えを明確にして最初に提示することで、そのあとの展開が伝わりやすくなります。

【書き方の例文】
・私にとって○○とは、△△である。
・○○は△△だと考える。

②本論

本論の部分では、序論で提示した内容を詳しく説明、分析、解説していきます。しっかりと根拠となるエピソードなどを盛り込み、文章の説得力を高めましょう。
本論は、小論文の中で最も分量が多く、重要な部分でもあります。本論の部分で、自分の主張に対して定量的な証拠を元に自分の議論を進めていくことができなければ、小論文全体の評価が下がってしまう可能性があるため、注意が必要です。

③結論

最後に、結論の部分で、全体をまとめつつ主張を明確にします。本論を書いているうちに、序論で提示した主張と、結論での主張が変わってしまうことがありますが、小論文での意見は一貫性をもたせることが大切です。最初と最後で主張が変わらないよう注意しましょう。

【書き方の例文】
・以上の理由から○○と言える。
・このことから、○○である。

最後に見直しを行う

小論文が完成したら、誤字脱字はないか、話の流れが不自然な箇所はないか、最終チェックをしましょう。制限時間内に書き上げるだけで満足してはいけません。ミスがないか確認して完璧な状態で出すことが大切です。

就活における小論文を書く際のポイント

事前準備を怠らない

時間制限だけでなく、文字数制限まである小論文は対策が必須です。過去に出題された例を参考に、事前にいくつかのパターンを練習しておくと、当日も焦らずに対応できるでしょう。さらに、実際に時間をはかって練習をし、どのくらいの時間配分で進めればいいのかも分かっておくといいでしょう。
事前に業界や企業の情報収集をしたり、企業の考え方や求める人物像などをしっかり把握しておくことも大切です。そうすることで、どのようなテーマで課題が出されても、「書くべきこと」の方向性が見えてきやすいでしょう。

語尾は統一する

小論文の中で「ですます」調と「である」調を混在させてしまうのはNGです。「だ・である」で書き始めた場合は、文章全て語尾は「だ・である」で書くようにしましょう。
語尾が統一されていないと、文章がまとまっていないような印象を受けてしまいます。読みやすく、まとまった文章にするためには語尾は必ず統一させましょう。

小論文は、文章の語尾を「である」調で書くのが一般的ですが、就活における小論文では
「ですます」調と「である」調のどちらを用いても問題ありません。
ただ、語尾を「ですます」で書くと作文のような印象になってしまうため、語尾にこだわりがないのであれば、意思の強い説得力のある印象の「である」調を使うことをおすすめします。

文字数を意識する

小論文では、基本的に文字数指定があります。この文字数に関しては必ず守るようにしましょう。たとえどれだけ素晴らしい文章が書けていたとしても、文字数が足りないだけで評価してもらえないということもあります。就活における小論文では、限られた文字数に考えをまとめる力があるかどうかも判断されています。指定の文字数と大幅に差がある場合は、その意図に応えられません。文字数が指定されている場合は、必ずその範囲に収める努力をしましょう。
文字数制限に関して、それぞれどれくらいの字数を書けばいいのかは、下記の通りです。

【〇字以内】
上限字数の9割以上書けることが理想です。9割が難しい場合は、最低でも8割は書くようにしましょう。

【〇字以上△字以内】
大前提として、最低と上限の文字数が指定されている場合は、その範囲内に収めましょう。制限文字数の範囲内であれば問題はありませんが、最低文字数ギリギリ超えた程度の文章よりも、上限字数の9割以上書けている文章のほうが好印象を与えることができます。

【〇字程度】
指定文字数のプラスマイナス1割を基準に文字数を調整しましょう。

まとめ

就活における小論文について解説してきましたが、いかがでしたか。高校や大学受験、大学の課題などで小論文を書いたことがある人もいるかと思いますが、小論文を全く書いたことがない人も多いでしょう。企業の意図とズレた文章を書いてしまうと、選考を通過することは難しいです。きちんと就活における小論文のポイントを把握したうえで、対策をしてから小論文に臨みましょう。

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