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就活コラム
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就活で面接官が「将来の目標」を聞く理由を解説!答え方や例文も紹介!

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面接で「将来の目標は何ですか?」という質問は頻出問題です。「目標と漠然と言われても…何を言えば良い評価を得られるの?」と悩む学生も少なくありません。そこで、今回はなぜ企業は「将来の目標」を聞くのか根本的な理由や避けたい回答例、良い答え方についてご紹介したいと思います。

目次

  1. 就活で「将来の目標」を聞かれるのはなぜか?
  2. 面接で「将来の目標」を聞かれたときの答え方
  3. 面接で「将来の目標」を聞かれた際に避けたいこと
  4. まとめ

就活で「将来の目標」を聞かれるのはなぜか?

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面接官側は、「将来の目標」=キャリアプランと想定して質問しています。絶対に受けている会社を踏み台にするような目標を語ってはいけません。

①自社とのマッチ度を見ている

 
企業がES(エントリーシート)や面接で志望する学生に「将来の目標」を聞く理由は「その目的は自社の企業理念や事業内容に合っており、自社で達成することが可能かどうか」を判断するためです。「将来の目標」が選考を受けている企業で達成できそうになかったり、企業理念や事業内容と合わずに入社してしまうと早期退職に繋がりかねません。もし早期退職してしまうと再び人材を募集しないといけなくなり、多大な労力が必要となります。そのためにも、会社は社員にできるだけ長く働いて欲しいと考えています。そのような入社後のミスマッチを防ぐためにも、面接官は「将来の目標」を聞いて、志望してきた学生と自社のマッチ度を見ていると言えます。
 どれほどインパクトのある「将来の目標」でも、その会社で達成できなければ意味がありません。もし「将来の目標」が企業の企業理念や事業内容に合っていなければ企業からも「その目標を達成することができる会社へ行ったほうがいいのでは?」といった感想をもたれてしまいます。その企業でなければ達成できない目標、つまり企業が掲げる理念や事業内容に沿った目標でなければいけません。

②キャリア設計が具体的かどうか

企業の採用担当者は「将来の目標」を聞いた時、ただ目標の内容だけではなく「その目標を叶えるために具体的なビジョンを考えているか」というところを重視しています。仕事における「将来の目標」までのビジョンとは「キャリア設計」のことで、企業は志望してきた学生が目標を達成するために具体的なビジョンをもっているかどうかを、「将来の目標」という名目で確認しています。具体的なビジョンがあると、入社意欲が高いという印象を与えることができますが、「将来の目標」や具体的なビジョンが明確に持っている学生は少ないのが現実です。重要なのは、たとえ漠然とした目標であっても、自分自身で目標を立て、それを叶えるために進んでいけるのかということです。「将来の目標」という質問を受けた際は、この点を踏まえて回答しましょう。

面接で「将来の目標」を聞かれたときの答え方

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「将来の目標」を聞かれた時の良い答え方について3点ございますので、ご説明したいと思います。

①結論から先に

どのような質問でも、質問には結論から話すようにしましょう。説明から入ってしまうと、本当に伝えたいことが伝わりにくく、相手の興味が薄れてしまうこともあります。質問に対する的確な結論を最初に言って、その後に簡潔的な理由やエピソードを添えることで、内容が整理され、採用担当者も理解しやすくなります。初めに「将来の目標は○○です。」と結論から先に話すことで採用担当は「この人の目標は○○だ。」と把握した上で、その後の展開を想像することができます。

②理由を話す

結論を答えたら、次に「なぜその目標を立てたのか」について説明しましょう。「理由」を伝えることによって、目標の納得感を高めることができ、あなたの考えの深さを伝えることにも繋がりますます。
また具体的にその会社の経営方針と一致した「その会社の仕事で成し遂げたいこと」を「将来の目標」として答えると、その企業へあなたの入社意欲が伝わります。先ほど述べたように会社の経営方針とかけ離れた「将来の目標」をアピールしても、逆に「ミスマッチ」と感じ、マイナス評価になります。会社の経営方針を理解して、その経営方針と大枠で一致した「将来の目標」を説明してください。

③その目標をどうやって叶えるのか

理由を伝えた後は、その目標の達成方法や、達成するための「明確な手段と努力」が必要になります。目標のためにやっている努力を伝えれば、目標にかけるあなたの本気度が伝わります。具体的な達成方法を伝えることで、面接官から「なるほど。口先だけの目標ではなく、しっかりと手段まで考えているんだな。」として評価されます。より具体的にその企業でしか達成することが出来ないような目標を答えると他の就活生との差別化をすることができますので、オススメです。

面接で「将来の目標」を聞かれた際に避けたいこと

「将来の目標は何ですか?」という質問に対して無言は良くないですが、何でもかんでも目標にして話してもいけません。「将来の目標」を掲げることは素敵なことですが、就活の面接の場では避けたい「将来の目標」がいくつかあります。4点ございますので、ご紹介したいと思います。

①自社の利益と無縁なプライベートな目標

「◯歳までに結婚する」「子どもがいる幸せな家庭を築く」
「マイホームを建てる」「世界一周旅行に出掛ける」など
仕事と関連の低い目標は避けましょう。プライベートな目標だけを答えても、企業側はあなた自身が自社で活躍する将来をイメージすることができません。あくまでも「ビジネス視点」での目標を伝えましょう。

②抽象的な目標

「仕事を通じて世界の人を幸せにする」「世の中を良くする」など
これは抽象的すぎて、「目標」とはいえません。その企業でなければならない理由や、具体的なアプローチ方法が分かりにくいため、評価に繋がりにくくなってしまいます。

③独立関連の目標

「将来、独立する」などの目標も避けましょう。一見するとポジティブで、モチベーションが高い人材である印象があるかもしれませんが、企業にとっては、長く働いてくれる人材を求めているため「将来的には退職されてしまう」「就職をただの通過点として捉えている」といったマイナスな印象を持たれる可能性があります。のちのち退職が想像させる独立関連の目標は話さない方が良いでしょう。
 しかし、社員の大多数が転職を経験している外資系企業の場合など、起業などの目標は肯定的に捉えられることがあります。企業によっては、プラスとなることもあり、必ずしもマイナスではありませんので、自身が目指す企業の特色に応じて使い分けましょう。

④「目標はない」はNG

特にこれといった「将来の目標」はない方でも正直にないと答えるのはやめましょう。「将来の目標がない」=働くにあたって「計画性がない」「出世意欲がない」「やる気がない」などのマイナスな印象を与えてしまいます。「将来の目標」がある社員は、仕事を教えていく上でもやる気を見られ、教え甲斐があります。企業の発展には個々のスキルアップが必要となっていきます。しかし、「将来の目標」がない社員はつまり今後のキャリアプランがないと思われ、仕事においてスキルアップする意欲が無いと判断されてしまいます。企業の採用担当者も、スキルアップする意欲のある人材を育成する事を重視しています。今後の目標やキャリアプランを話し、仕事に対しての姿勢をアピールして、好印象を持たれるようにしましょう。「将来の目標」が決まっていない学生や何を目標に掲げていいのか分からない学生は、自己分析をもう一度やり直し、自分のやりたい・達成したいことを探してみましょう。

まとめ

今回は面接時に企業が「将来の目標」を聞く理由や避けたい「将来の目標」、良い答え方についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
面接で聞かれる「将来の目標」というのは決して甘美なものではないです。日本人らしいいやらしい聞き方をしてくる典型的な例ですね。「将来の目標」とは入社したら達成したいことです。つまり、会社のことをよく研究しないと答えられません。企業研究は必須ですのでしっかりと対策をして面接に挑みましょう。

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