就活のエントリー数は何社必要?内定を獲得するための平均エントリー数

内定確実と考えていたのに、最終面接でまさかの不合格……。信じたくない話ではありますが、この可能性がゼロではないのが就活です。内定をもらっていればとりあえず就職することはできますが、内定をもらっていない場合は一人だけ就職留年しなければいけないなんてことも。こういった事態を防ぐためには、複数の内定を獲得しておく必要がありますが、そもそもどれくらいのエントリー数があれば内定につながるのでしょうか。そこで今回は、就活生の平均エントリー数は何社なのか、どれくらいのエントリー数で内定につながるのかについて解説します。

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目次

就活生のエントリー数の平均は26.3社

「エントリー」とは選考参加意欲があることを示すもので、「あなたの企業に興味があるので、選考を受けようと思っています」という情報を企業に送るということです。エントリーすることによって、企業の説明会日程や最新の選考日程スケジュールを知ることができます。そのため選考を受けたいと考えている企業に対して、必ず送るべきなのがエントリーになります。

職業安定局が平成26年に公表した『大卒者等のインターネットを通じた就職活動に関する調査』(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000060147.pdf)では、大学生のエントリー状況について詳しく報告されています。上記データによると、就活におけるエントリー数が21~50社の学生が23.7%と最大となっており、次いで4~10社が17.7%、51~100社が17.2%となっています。このデータからわかるように、多くの大学生が20社以上にエントリーしています。

内定者はエントリー数が違う!

多くの就活生が20社以上の企業にエントリーをしていることがわかりましたが、エントリー数の多さは内定につながるのでしょうか。これについてはマイナビが平成28年に調査を行なった結果、内定者のエントリー数は平均55社であることがわかりました。

エントリー数は就活の分母となる数字なので、エントリー数が多いほど選考に進める企業も増え、内定の確率もアップします。企業を選定することは、手間を減らすことができますが、同時に選考に進める数も少なくなります。万が一選定した企業が不採用の場合、内定の道が絶たれる可能性も否定はできません。
そのため第一志望の企業だけでなく、第二、第三志望の企業にエントリーを出すことが、確実に内定を獲得するためには必要になります。

エントリー数を増やすメリット・デメリット

エントリー数を増やすメリット・デメリット

内定を獲得するためには、エントリー数を増やす必要があります。しかし闇雲にエントリー数を増やすだけでは、手間が増えるだけの可能性も。そこでこの章では、エントリー数を増やすメリットとデメリットについて解説します。

エントリー数を増やすメリット

エントリー数を増やすメリットとして挙げられるのが以下2点です。

 

  • 内定確率がアップする

エントリー数を増やすことによって、選考に進める企業の分母を増やすことができます。また選考案内や詳細を受け取ることができるので、急遽選考に参加したくなった場合でも対応することができます。最終選考まで受けるかどうかは別として、エントリーをすることで選考を受ける権利を取得することができます。

 

  • 企業分析を深めることができる

エントリーをするためには企業の情報を調べなければいけません。企業分析をしているなかで、業界、職種、福利厚生など企業間の違いを客観的に比較することができ、それぞれの企業の良い点、悪い点を知ることができます。深い企業分析は志望動機の作成や面接で役立つため、就活をより有利に進めることができます。

デメリット

エントリー数を増やすデメリット、それは情報の整理が難しくなるということです。企業にエントリーした場合、エントリーに対するお礼メール、選考日程の案内、会社説明会の案内、セミナーの案内などが頻繁にメールで届きます。
これがエントリー数に比例して増えていくので、メールボックスは常に企業からの連絡メールで溢れてしまい、本命企業の選考に関する連絡を見逃す確率が高くなってしまいます。

エントリー数を少なくするメリット・デメリット

エントリー数を少なくするメリット・デメリット

エントリー数を増やすメリットやデメリットには触れましたが、逆に少なくすることで得られるメリットやデメリットはあるのでしょうか。

エントリー数を少なくするメリット

エントリー数を少なくすると手間が減るので、時間を確保することができます。時間が確保できればより詳細に業界について調べることができ、選考への意欲が高い企業に集中することができます。またエントリーする企業を少なくすることで、重要な選考日程がメールに埋もれるリスクも低くなります。選考日程が少なくなるのでスケジュール管理がしやすく、落ち着いた就活を行うことができます。

エントリー数を少なくするデメリット

これは前述で記載した通り、選考に進む企業数が少なくなるので内定の獲得確率が低くなります。最初にエントリー数を絞って就活をしてしまうと、結果が出せずにエントリー数を追加しようと思っても、すでに締め切られている可能性もあります。特にエントリーや選考が早い企業を第二志望以降に設定していた場合は、就活の道が絶たれてしまう可能性もあるので気を付けましょう。

エントリー数を簡単に増やす方法

エントリー数を簡単に増やす方法

これまでの流れから、少ないエントリー数で就活を進めることは高リスクであり、いざという時に対応できなくなると説明してきました。それではエントリー数を増やすには、どのような方法があるのでしょうか。

志望業界を増やす

エントリー数が少ない人の特徴は、業界選びの段階で興味・関心のある特定の業界に絞っていることが挙げられます。最終的には一つに絞ることになると思いますが、あえて最初は業界を絞らず、複数の業界で就活をしてみましょう。
また志望業界が明確になる時期は、大学3年生の1月〜3月が28.2%と最も多いことから、3年生の春休みにはすでに多くの学生が志望業界を明確にしているといえます。そのためこの時期よりも前に、複数の業界について研究しておきましょう。

合同説明会に参加する

合同説明会の開催が解禁になるのは、大学3年生の3月です。ただし優秀な人材を早期に獲得したい企業は多いため、「お仕事説明会」「業界セミナー」といった名目で大学3年生の1月から就活イベントを行っている企業もあります。
またリクナビやマイナビなどの大手就活エージェントの場合は3月の解禁を待って開催するため、この時期には積極的に合説に参加してみましょう。目をつけていなかった企業でも、ブースで説明を聞くと優良企業であった可能性は十分にあります。そういう意味では、合同企業説明会は未開拓の企業を発見できる効果的なイベントなので、ぜひ一度参加してみてください。

すべり止めの企業を用意する

本命の企業が複数社あっても、その企業だけにエントリーするのは高リスクです。なぜなら誰かの本命企業であるということは、それだけ良い企業である可能性が高く、必然的に倍率が高くなるからです。そのためエントリーしたすべての企業から不採用通知が来る可能性もゼロとは言えず、最悪他社の選考も期限切れで受けられなくなります。これらのリスクを減らすためにも、本命以外にすべり止めの企業にエントリーをしておきましょう。ただしすべり止めではありますが、実際にそこで働く可能性もあるため、厳選して選びましょう。

プレエントリーとは?本エントリーとの違いは?

エントリー数を増やすために重要なのがプレエントリーです。プレエントリーは、本エントリー開始よりも早い段階でスタートするので、まずはプレエントリーの数を増やしていきましょう。

プレエントリーとは?

プレエントリーとは、本エントリーの前に「エントリーするために個人情報の登録を行う」ことを指します。この登録は重要で、本エントリーする際、企業の説明会や選考日程などの情報を企業側から得る必要がありますが、この登録を行っていないと情報を受け取れない可能性があります。

プレエントリーは、自分の情報を企業に提示・登録するだけなので、必ずしも本エントリーする必要はありません。ただし、プレエントリーの段階で本エントリーのように自己PRを要求されることもあり、プレエントリーからすでに選考をスタートさせる企業もあるので注意しましょう。

プレエントリーをするメリット

プレエントリーは、情報を得られる以外にも就活を優位に進められる次のようなメリットがあります。

 

  • 就職したいという熱意が伝わる

 プレエントリースタートと同時に登録を行う人は、その企業に就職したいという希望を強く持っているとも受け取れます。そのため、プレエントリー期間の早い段階でリクルーター面談や、プレエントリー者向けの企業説明会が受けられる企業もあり、熱意ある受験者だとアピールすることができます。

  • 締め切りや説明会日程の通知が受け取れる

数十社にのぼるエントリー数をこなしていく就職活動中は、スケジュール管理に追われるうちに締め切りや説明会などを忘れ、受験できなくなってしまった……という事になりかねません。プレエントリーを行っていれば、メール・電話で日程の連絡や通知を受け取れるので、スケジュール管理がしやすくなるメリットがあります。

  • 受験の判断が後からできる

本エントリーするか迷っている段階であっても、プレエントリーをしておけば受験するか否かを後から判断することができます。逆にプレエントリーをしていないと、後から受験希望に気持ちが変わった時に本エントリーできなくなってしまいます。

2020年卒必見!エントリーの時期

企業の採用選考はエントリースタートから、およそ1ヶ月~2ヶ月の間に行われます。非常に期間が短いため、エントリースタートまでにどれだけ準備ができているかが非常に重要になります。ここではエントリー時期ごとの行動内容を紹介していますので、事前準備のスケジュール把握に活用しましょう。

 3~4月にエントリーする場合

日本経団連の指針で、経団連に加盟している企業のプレエントリー解禁は3月1日以降になっています。多くの企業は「3月の上旬」に本エントリー受付けを開始するので、開始と同時にエントリーできるように準備しておきましょう。

本エントリーは一次・二次締切の2段階に分かれている企業もありますが、内定は一次締切の提出者の中から選出される割合が多い傾向にあります。というのも二次締切は、一次締切の時点で内定者が足りない場合などに備えた「保険」として募集している企業もあるからです。

つまり一次締切の時点で内定者数が確保できてしまった場合、二次締切のエントリー者から内定者を取る必要が無くなってしまいます。本エントリーはスタートと同時に、一次締切の時点で終えることを意識しましょう。

選考解禁前にできること

選考解禁前というのは、「選考」つまり「面接(内々定)」解禁前のことです。経団連の指針では、プレエントリーや企業情報解禁日が3月1日、選考解禁日は6月1日となっています。

しかし実は、経団連に加盟していない外資系やIT企業、一部中小企業ではこの選考解禁日より以前に内定を出しているところもあります。第一志望の企業の選考解禁が6月以降なので、練習を兼ねて解禁前に志望企業に近い職種の、選考が早い企業を受験するという受験者もいます。

選考解禁後にできること

選考解禁後には、続々と内定可否が通知されます。また、志望者の多い企業では二次選考、三次選考と徐々に絞られていきます。内定辞退者が出た企業では、二次募集をかける企業もあるので、選択肢を広げたい人や6月の時点で内定を受けられていない人はエントリーや面接を続けていきます。

10月に内定式がある企業が多く、6月の時点で決まっていない場合でもまだまだ選考は続いているので、引き続き7、8月も就職活動を行っていきましょう。

また、内定を受け就職する企業を決定した人は、内定者懇親会への参加や再びOB・OG訪問を行うことで企業についてさらに知っていく機会を持つことができます。

「エントリー数」が就活を大きく左右する!

「エントリー数」が就活を大きく左右する!

「行動なくして成果なし」「エントリーなくして内定なし」、これが就活の基本です。まずはエントリー数を増やして企業の情報を知り、本命以外の選考を受けるなかで面接のコツをつかみましょう。本命企業に内定をもらうことが就活のゴールだとした場合、複数社にエントリーして就活スキルを向上させることが初めの一歩になります。

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