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就活コラム
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就活が決まらない人の特徴とは?終わらない原因とその対策

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6月は内定を獲得する就活生が増える一方、「頑張っているのに就活が決まらない……」と焦る学生の声も聞こえてきます。就活が決まらない学生のなかには、なぜ内定がもらえないのか理解できない方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、就活が決まらない人の特徴、終わらない原因、そしてその対策を解説します。就活が決まらない方には、ある共通の特徴がありました。

 

目次

  1. 今は内定を複数もらえる時代!
  2. 就活はいつ頃決まるの?
  3. 就活が決まらない人の特徴とは?
  4. 就活が決まらない8つの原因!
  5. 就活を終わらせるための5つの対策
  6. まとめ

今は内定を複数もらえる時代!

学生にとって就職活動は難しいと考えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、リクルートキャリアの発表によると、2018年卒の平均内定数は2.5社と過去最高となっています。このように、近年では「売り手市場」とまで言われるほど、企業が人材を求めています。

たしかにまったく内定が出ていない学生もいますが、それは就活市場が原因であるとは限りません。就活が決まらないと悩んでいる人はどこが問題なのか、自分を見つめ直すことも大切です。

就活はいつ頃決まるの?

年によって就活のスタートの時期は変わることがあるので、毎回決まっているわけではありませんが、現在大手は4月に就活が解禁される(経団連加盟企業がメイン)ことが多くなっています。

そこで今回はこの基準における内定時期を説明していきたいと思います。就活のスケジュール感覚を身に付けておくためにも、しっかりと理解しておきましょう。

9月までに終わる人が多い

スケジュール通りに始めていれば、9月頃には就活を終えている人がほとんどです。

なぜなら、多くの企業がこの時期に採用活動を終えることを前提としてスケジュールを組んでいるからです。そして、10月1日以降に顔合わせのための内定式が行われます。

売り手市場と言っても、大体の就活生は全部で20~40社ほどにエントリーすることになります。すべての企業で面接まで進むわけではないものの、納得できるまで続ける人もいるでしょう。

10月以降決まっていない人は?

とは言っても、就活が決まらずに10月以降も続けている人もいるはずです。

この時期になると、卒業まで半年を切ってくるため焦りを感じる人も出てくるでしょう。しかし、企業によっては人員追加などの理由から10月以降も採用活動を続けているところもあります。

内定が出ずに「無理だ」と諦めてしまう人もいるかもしれませんが、あなたを求めている企業はあると信じてやるしかありません。ご縁があると信じて、常に準備を怠らずに就活を続けることが大切です。

就活が決まらない人の特徴とは?

「就活がなかなか決まらない……」と嘆く就活生には共通する特徴があります。就活生本人が意識していないことでも、採用担当者の立場からするとマイナス評価を与えざるを得ないこともあります。この章では、就活が決まらない人の8つの特徴をご紹介します。

特徴①:インターネットの情報のみに頼る

就活が決まらない人にありがちなのが、情報収集をインターネットだけで済ませているパターンです。インターネットの情報は匿名性が高く、誰でも発信できるので、誤った情報が真実のように書かれていることも多々あります。そのため面接で誤った情報を真実かのように話してしまうと、面接官からの印象は悪くなります。

特徴②:靴が汚い

足元は面接官に見られるポイントの一つです。なぜなら面接は座った状態で行うことが多いので、足元に目が行きやすいからです。忙しいとつい靴の手入れを怠ってしまうこともありますが、身だしなみは社会人の基本です。足元が汚いとだらしない印象になるので注意しましょう。また足元だけでなく、爪の先や襟元、袖口なども面接官に見られていることがあるので、併せて注意しましょう。

特徴③:履歴書の書き方が雑

履歴書の書き方が雑な就活生は落とされやすい傾向にあります。例えば履歴書の住所欄の「○丁目▲番地□号」を「○―▲―□」と記載するだけでも、面接官によっては悪い印象を与えることがあります。企業の採用担当は、将来会社を背負ってくれる人材を探しています。小さな手間を惜しんだばかりに落とされることのないよう、細部にこそこだわりましょう。

特徴④:説明会や選考を突然キャンセルする

説明会の当日キャンセルや無断欠席をする方は、なかなか就活が決まりません。これは選考をキャンセルすることによって、そもそも内定をもらえる可能性がある企業数が少なくなるだけでなく、その姿勢が面接官に見抜かれてしまうためです。やむを得ない事情がある場合、事前に企業へ連絡しましょう。

特徴⑤:休日に無断で電話する

休日の社会人に無断で電話する就活生もなかにはいますが、これはマナー違反にあたります。事前に了承を得ているのであれば問題ありませんが、突然電話をかける行為は非常識だと捉えられる恐れがあります。「この人と一緒に仕事をしたい」と思われる行動を心がけましょう。

特徴⑥:OB、OGに就活の相談をしない

社会人で働いているOB、OGはすでに就活を経験しています。そのため就活で気をつけるべきポイントだけでなく、就活で失敗した話も教えてくれます。人は緊張してしまうと、考えていたことを忘れることが往々にしてあります。面接で緊張しないためにも、「どんな質問をされたのか」「なんて答えたのか」などの情報収集は欠かさないようにしましょう。

特徴⑦:知ったふりをする、嘘をつく

知らないことをあたかも知ったふりをしてしまうと、質問を深堀された時に対応できません。また一度嘘をつくと、辻褄を合わせるために嘘を重ねる必要があるので、分からないことは正直に答えましょう。ただし無知がすぎると常識知らずだと思われるので、最低限の知識は学んでおく必要があります。

特徴⑧:言い訳が多い

「言い訳が多い」、これも就活が決まらない方の特徴です。就活では担当の面接官やグループディスカッションのメンバーなど、自分ではコントロールできない要素がいくつもあります。選考に落ちたときに、外部要因のせいにしても内定はもらえません。外部ではなく内部、他人ではなく自分に焦点をあてることで、就活は大きく変わります。

特徴⑨: 就活の軸がぶれている

何を軸にして就活をしているのかが分かっていない学生も少なくありません。

「将来的に何をしたいのか」や「何を大切にしているのか」など、胸に秘めているものはあるでしょう。そのために、自己分析をしたり、業界研究などをしたりして、就活に備えてきたはずです。

就活を続けていくうえで、これらがブレてしまっている人もいるかもしれません。これから何をしたいのかが分からなくなっている人は、もう一度だけ自分を見つめ直す時間を作ってみてください。

特徴⑩: 気持ちがネガティブになっている

他の就活生と自分を比べて、ネガティブになっている人もいるのではないでしょうか。

学生の中には「全国大会で優勝」や「海外でインターン」など、輝かしい過去を誇っている人もいます。そんな素晴らしい実績を耳にすると、たじろいでしまうことも十分に理解できます。

しかし、ネガティブな感情は相手にも伝わってしまいます。自分を魅力的に見せるためには、堂々と自信を持つことです。相手と比較するのではなく、自分の人生に自信を持ってください。

就活が決まらない8つの原因!

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「なぜ就活が決まらないのだろうか……」と考えている人ほど、就活が終わらない明確な原因があります。また企業の求める基準と学生の基準に差があるなど、自分ではなかなか気がつけない原因もあるので、ひとつひとつ丁寧に確認していきましょう。

原因①:企業研究が甘い

多くの就活生は企業研究が甘いと言われており、『就職白書2018 -採用活動・就職活動編 – リクルートキャリア』(https://www.recruitcareer.co.jp/news/20180215_01.pdf)でも、企業と学生の企業研究に対する認識のズレが記載されています。インターネットで誰でも情報を収集できる時代になったからこそ、簡単に手に入る情報の価値は下がっています。企業へ熱意を伝えるためにも、OB訪問や大学のキャリアセンターなど、さまざまな方法で価値の高い情報を手に入れることを心がけましょう。

原因②:自分を客観視できていない

自己分析が主観的であるほど、独りよがりな自己PRになってしまいます。例えば、自信がなさそうな態度で「リーダーシップがあります!」とアピールされても、面接官は矛盾を感じてしまいます。面接官にウケの良さそうな長所を言うのではなく、ありのままの飾らない、自分だけの自己PRを行いましょう。

原因③:履歴書を真剣に書いていない

履歴書に誤字脱字があったり、修正液を使用していたりする場合、面接官によっては真剣味が足りないと判断されます。数百、数千という履歴書を見ているからこそ、企業の採用担当は雑に記載された履歴書をすぐに見抜きます。常に第一志望の企業のつもりで、細部にまでこだわって内容を記載しましょう。

原因④:筆記試験、SPIの勉強をしていない

筆記試験、SPIは暗記問題が基本的にないので、勉強せずとも規定値を越えることができると思われがちです。しかし大手企業では筆記試験、SPIを必須にしている企業が多く、難易度の高い問題が出題されています。いつかは対峙しなければいけない問題なので、いまからしっかりと準備をしておきましょう。

原因⑤:集団面接で緊張してしまう

面接会場に人数がいるほど、緊張して話ができなくなってしまう方もいるでしょう。集団面接がない企業を選択することも一つの選択肢ではありますが、現実には多くの企業で集団面接が行われているので、就活生が慣れることが内定への一番の近道になります。面接で緊張して話せないという方は、いまからしっかりと練習しておきましょう。

原因⑥:身だしなみが一般の基準を満たしていない

身だしなみは社会人の基本です。就活を頑張っているため靴が汚れているという言い訳は、社会人になると通用しなくなります。清潔感のあるスーツ、靴、バッグを揃えておきましょう。また万が一汚れてしまった場合に備えて、予備も用意しておくと確実です。

原因⑦:志望動機が浅い

志望動機は面接官の印象に残りやすい項目なので、念入りに考えておきましょう。インターネットにあふれている情報をつなぎあわせただけの内容では、面接官に浅いと見切りをつけられることもあります。いままでの自分の経験と結びつけ、あなただけの志望動機を作りましょう。

原因⑧:熱意が感じられない

熱意は採用において重要な要素の一つです。社会人に比べて新卒は実績や能力が高いことはあまりないので、企業は学生に熱意を求めます。そのため熱意が感じられないと面接官に判断されると、能力もやる気もない学生に写ってしまうことになります。就活を決めるためにも、まずは熱意だけでも企業に伝わるようにしましょう。

原因⑨: 視野が狭い

こだわりを持つことは大切ですが、それに固執しすぎてしまうのは良くありません。

興味があることしかやりたくない性格の場合、もしそれがダメになったときに立ち直りにくくなるからです。また、せっかく内定が出たとしても、入社してすぐに辞めてしまうことにもなるでしょう。

すべての分野に興味を持つ必要はありませんが、もっと柔軟に物事を見ていっても良いかもしれません。

原因⑩: 実はちゃんと就活していない

しっかりと行動をしなければ、結果がついてくることはありません。

就活が始まっても、授業やアルバイト、サークル活動とやるべきことはたくさんあります。状況によっては就活を優先できない場合もあると思いますが、就活はこれからの人生を大きく左右する機会でもあるので、疎かにしないようにしましょう。

事前準備が大切な就活において、その時間を割くことができなければ、内定を獲得するのは難しいでしょう。何を優先するべきかを考えて、全体的なバランスを見直すようにしてください。

就活を終わらせるための5つの対策

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就活が決まらない人の特徴と原因について説明しましたが、ここではその対策をご紹介していきます。今日から実践できる内容もあるので、就活に悩んでいる学生は一度試して見ることをおすすめします。

対策①:大学のキャリアセンターに足を運ぶ

まずは大学のキャリアセンターに相談に行きましょう。多くの学生はキャリアセンターを利用しませんが、大学内でもっとも就活の情報をもっているのはキャリアセンターです。OB、OGの名簿や求人票など、他では手に入りにくい内容が得られるのも強みです。

対策②:就活スーツはサイズで選ぶ

就活スーツは値段ではなく、サイズで選びましょう。どれだけ高級なスーツでも、サイズがあっていなければだらしなく見えてしまいます。一方でサイズがぴったり合っている場合、安いスーツでも綺麗に着こなすことができます。スーツやワイシャツ、靴も就活では重要な身だしなみなので、シワにならないようにアイロンをかけたり、磨いたりして、綺麗な状態で就活に臨みましょう。

対策③:履歴書を社会人に添削してもらう

履歴書は社会人に添削してもらうことで、より内容を深めることができます。
社会人に確認してもらうことで、より面接官に近い立場からの質問や意見を聞くことができます。身内の知り合いだと知っている部分もあるので、できれば専門家やプロなど、自分といままで関係の無い社会人を選ぶのがベストになります。

対策④:筆記試験の過去問を勉強する

企業によって出題される問題の傾向が違うので、まずが応募企業の過去問を解いて勉強しましょう。繰り返し解くことで思考パターンを覚えることができるので、面接本番までのスケジュールを設定しましょう。

対策⑤:とにかく行動する

就活対策で一番効果の高い対策、それは「とにかく行動すること」です。
選考に落ちる度に落ち込んで行動量が減る方がいますが、悩んでいても内定をもらうことはできず、時間だけが過ぎてしまいます。就活生の集まる場所に赴く、専門家に相談するなど、就活が決まらないのであればまずは行動することで現状を打開しましょう。

まとめ

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就活が決まらない人の特徴、原因、対策を学んだら、あとは行動するだけです。
就活の知識は重要ですが、行動しなければ経験を積むことはできず、就活のコツをつかむこともできません。すでに合同説明会を申し込んでいる人もいれば、まずは専門家と自己分析をしたい方もいるでしょう。大切なのは、いま自分がどこのフェーズにいるのかを客観的に判断し、しっかりと行動することです。就活に近道はないので、しっかりと経験を積み重ね、第一志望の企業に内定をもらう準備を整えましょう。

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