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就活コラム
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就活で必要とされるキャリアビジョンとは?例文付きで解説

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「入社後はどのような働き方をしたいですか」「あなたの5年後のキャリアビジョンを教えてください」のように、面接ではキャリアビジョンについて質問されることが多々あります。就活生のキャリアビジョンと企業の業務内容にミスマッチがないかを確かめる重要な質問です。しかし、このような質問をされて回答に困ってしまう就活生も多いのではないでしょうか。そこで、今回は、キャリアビジョンとは何なのか、なぜ考える必要があるのかを解説していきます。例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. キャリアビジョンとは?
  2. キャリアビジョンが必要な理由
  3. キャリアビジョンの作り方
  4. キャリアビジョンの例文・解説
  5. まとめ

キャリアビジョンとは?

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キャリアビジョンとは、人生や仕事において自分自身のなりたい姿を指します。つまり、「営業の仕事でトップの成績をあげたい」「パティシエとして技術を磨き、人気商品をつくりたい」など、「こういう風になりたい」と思う将来の理想の姿を考えるものです。
絶対に譲れない価値観や考え方、欲求に重点をおくと、具体的、かつ実現可能なキャリアビジョンを描くことが可能となります。

キャリアパス、キャリアプランとの違い

同じような言葉として、「キャリアパス」「キャリアプラン」があります。これらの単語の違いを簡単にまとめると下記のようになります。

・キャリアビジョン→人生と仕事のどちらもを含む将来像
「将来、キャリアを通して達成したい理想」「こうありたいというキャリアの見通し」

・キャリアパス→一般的に目標までの道筋を表しており、企業内での昇進を意味する
企業で働く社員が特定の職位に就くまでに会得しておくべき経験や順序のこと

・キャリアプラン→仕事上の目標や計画
自分のキャリア目標に対して達成するための計画を立てること

キャリアビジョンが必要な理由

自分が興味と意欲を持って取り組める仕事でないと、せっかく入社しても長続きしません。
自分のやりたいことが実現できる、かつ自分にあった企業を見つけるため、今後の人生を豊かにするためにも就活でキャリアビジョンを考えることが大切になります。下記にて、キャリアビジョンが必要な理由を詳しく解説していきます。

今やるべきことが明確になる

キャリアビジョンを持つことで、将来の目標が明確になり、自分が今何をするべきなのかが分かります。
たとえば、内定がもらえるかどうかは抜きにして、10年後は貿易に関わる仕事をしたいと考えたとき、貿易の仕事をするには語学力が必要ですし、そもそもお客様とのやり取りや、ビジネスにおける数字を管理する仕事の経験も必要です。つまり貿易の仕事に就くという目標を達成するには、ストレートで貿易関係の仕事に就くだけでなく、営業や経理の仕事が必要なことに気が付きます。また今の時点でできることは語学力を磨くことだということもわかります。

このようにキャリアビジョンを考えることで、今しなければならないこと、入社後にやりたいことが明確にわかります。やるべきことが明確に分かることで就活のモチベーションも上がりますし、志望業界についても、貿易関係の会社の他、営業職や経理職でもいいなと思える就活の軸が定まります。また就活が終わっても、きちんとキャリアビジョンを設定することで、会社や環境に振り回されない働き方ができます。

企業選びの軸が明確になる

キャリアビジョンを設定することで、それを実現するためにはどんな企業に就職すればいいのかが分かってきます。理想の姿を実現するために必要なスキルやノウハウは何か、どんな経験を積めば実現できるのか考えれば、「どの業種のどの企業で学んで経験を積むべきなのか」といった、将来を見据えた就職先選びができるようになります。そうすることで、入社後のミスマッチも少なくなり、早期退職の防止にもつながるでしょう。

面接対策になる

キャリアビジョンから仕事への熱意を確かめたり、自社との相性を見極めたりするため、面接ではよくキャリアビジョンについて質問されます。面接で質問をされて、的外れな回答をしないためにもきちんとキャリアビジョンを考えておきましょう。

キャリアビジョンの作り方

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自己分析をする

・どんなこと、ものに興味を持ちやすいのか
・好きなこと、嫌いなこと
・得意なこと、苦手なこと
・過去の成功体験・失敗体験
・自分はどんな性格で、どんな環境で力を発揮できるのか

これらを文字におこしましょう。きれいな文章にしなくても、キーワードをどんどんメモ書きしていくだけでもOKです。自己分析がしっかりできていないと、キャリアビジョンもはっきりしません。また、今の自分だけでなく過去を振り返り、自分自身が大切にしている価値観とは何かを洗い出してみてください。
性格の特徴や価値観を客観的に把握することで、どんな業界で働きたいのか、どんな業界が向いているのか、が分かるようになります。

自分のやりたいことを書き出す

「いろんな業務にチャレンジしたい」「海外へ移住したい」「自分のお店を持ちたい」
など、必ずしも今考えている志望業界に直結しなくても構いません。自分の人生で成し遂げたいことを考えてみましょう。

上記の2つの関係性からキャリアビジョンを作る

過去の経験から生まれた自分の価値観と自分のやりたいことをもとにキャリアビジョンを作成しましょう。「自分の強みを活かして〇〇をやりたい」それが実現できるのが御社であるとアピールすれば、採用担当者が重要視する「なぜ自社なのか」という問いにもこたえることができるでしょう。

キャリアビジョンの例文・解説

キャリアビジョンの例文をもとに解説していきます。

キャリアビジョンの例文

10年後には海外旅行の企画部で成果を出したいと考えております。入社後しばらくは、予約スタッフとして業務の幅を広げながら知識をつけられるように努力していきます。そして、10年後には海外渡航経験を活かし、魅力的な企画を構成して御社に貢献できる人材に成長したいと思っております。

解説

まずは簡潔にあなたの目標、キャリアビジョンを伝えましょう。
次にその目標を達成するためにどんな仕事を経験したいのか、どのように仕事に取り組みたいのかを語ります。その際、その目標を達成するためにどんなことに取り組んでいるのかを伝え、実行力をアピールするとなお良いでしょう。さらに、志望動機を紐づけてキャリアプランを語ると、より志望度が高いことをアピールすることができます。

まとめ

キャリアビジョンについて解説してきましたが、いかがでしたか。キャリアビジョンの作成は、自分のこれからの生き方について考えるきっかけになります。早いうちに自分のキャリアビジョンを考え、今自分がすべきことは何なのかを知り、理想の将来像の実現のために努めましょう。

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