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就活コラム
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【新卒】面接におけるお祈りフラグとは?原因と挽回方法を解説!

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面接の合否は通知が来ないとわかりませんが、なんとなく「この面接は落ちたかもしれない…」と思うこともあるでしょう。今回はそんな就活の面接における「お祈りフラグ」を解説していきます。お祈りフラグにはどんなものがあるのかということの他に、そもそもお祈りフラグが立つ面接にならないようにするにはどうしたらいいのか、面接でお祈りフラグが立ちそうなときの挽回方法はあるのかも紹介していきます。「面接に落ちた」と確信するのではなく、「面接に落ちないため」の対策も考えていきましょう。

目次

  1. お祈りフラグとは?
  2. 面接中の【お祈りフラグ】5選
  3. お祈りフラグをされる原因と対策
  4. どうしたらいい?お祈りフラグの挽回方法
  5. まとめ

お祈りフラグとは?

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◇なぜ「お祈りフラグ」というのか

面接の雰囲気や、面接官の態度、話し方から採用選考を通りそうにないときに「お祈りフラグがたった」と言います。なぜ「お祈り」フラグなのでしょうか。
それは就活の不採用通知の最後に「〇〇様が今後より一層ご活躍されることをお祈り申し上げます」と書いてあることが多いからです。そのため不採用=祈られたという言葉が生まれました。なお「フラグが立つ」はもともとプログラミング用語からきており、SNSを中心に「何かの前触れや伏線が表れること、見込みが立つこと」という意味で使われています。
つまり「お祈りフラグ」とは、「不採用の前触れ、伏線が表れていること」をいいます。
 

◇「合格フラグ」とは?

一方、合格フラグという言葉もあり、これは「採用になる雰囲気がある」ことを意味します。一般的には「面接の時間が長い」「次の選考のことを話される」「面接官の話を聞く態度がいい」などが挙げられます。

①面接時間が長い

新卒の採用では「その人と社風がどのくらいマッチしているか」「仕事への意欲はどのくらいあるのか」「どんな価値観を持っているのか」という人間性を重視されることが多いです。そのため、面接で気になる人材であると判断されば、もっと詳細に話を聞いてみたいと考え、面接の時間も長くなる傾向にあります。

②入社後の話が出る

入社後の仕事の話が出ると、その人を採用するイメージが出来上がっているということになり、採用される可能性、もしくはその面接官からの評価は高い可能性があります。採用意欲が低い人にわざわざ時間を割いてまで入社後の話はしません。また期待を持たせるようなことはやらないという面接官もいます。

③次の選考のアドバイスをされる

最終面接や役員面接に向けて「こういうことを調べておいた方がいいよ」や「こんなことを聞かれるよ」とアドバイスをもらえるときは、その選考は通すことを前提に話しているでしょう。ただし就活全体に対して「頑張ってね」と言われたりするのは、お祈りフラグの可能性もあるので注意が必要です。

④他社の選考状況を聞かれる

これは面接官によっては全員に聞いていることがありますが、最終面接などで聞かれる場合は、内定を早めに出さなければならないかの判断材料を欲していることになるので「合格フラグ」と言われています。とても欲しい人材で他の会社に流れてしまう可能性があれば、早めに内定の通知をして自社に入ってもらうようにフォローするなどの意図があります。
 

◇フラグの注意点!

巷には様々な「お祈りフラグ」や「合格フラグ」がありますが、あくまでも「フラグ」ですから絶対ではありません。自分ではとても手ごたえがあった面接だったとしても、企業側からすると求めている人材ではないために不採用にする、ということはよくあります。反対も然りです。「フラグ」に惑わされないように、こんなのもあるんだという感覚で捉えていきましょう。

面接中の【お祈りフラグ】5選

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ではどんなお祈りフラグがあると言われているのか、見ていきましょう。
どのフラグも企業の方針や面接官の力量によって変わってきますので、参考程度に確認してみてくださいね。
 

①面接時間が極端に短い

面接時間が極端に短いと不採用の可能性が高いといわれています。長すぎるといいというわけではありませんが、採用したいと感じる人材に対しては、どんな人物なのか、どんな考えを持っているのかを聞きたいという意欲が湧き出るため、それだけ面接時間も長くなります。一方で面接を通して企業が求める人材ではないと判断されると、早めに面接を切り上げようとする傾向があるようです。
 

②深掘りが少なく、ありきたりな質問しかされない

新卒の面接でいうありきたりな質問とは「志望動機」「自己PR」「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」「入社したらやりたいこと」です。これらの質問の伝えなければならない部分をきちんと抑えて話をしていれば問題ありませんが、質問に対して回答が出来ていないと「コミュニケーション能力が足りないな」「面接の対策をしていないな」と思われます。そして採用するかしないかの判断が十分にできず、不採用に繋がります。
基本的な質問しかしない、回答内容に絡めてまた質問をしてくる「深掘り」が少ないために、①の面接時間の短さに繋がっているとも考えられます。
 

③面接官の態度が冷たい

質問に対して回答しているときに、面接官が興味を持って聞いてくれている雰囲気がなかったり、反応が薄いときも、面接官の心の内として「きちんと質問の意図を組んで答えていないな」「うちで求めている人材ではないな」という気持ちがある可能性があります。ただ、面接官としてのキャリアが長いと、あえて冷たい態度で相手の出方を見ているケースもあります。また反対に態度がよくても心の内では前述したようなことを考えているベテランの面接官もいます。
 

④面接官がメモを取っていない

こちらも面接官のタイプや力量、性格によるところなのであまり参考にはなりません。
面接中のメモは、全ての面接が終わった後の社内協議で使うために取られることが多いです。そのため忘れないようにすべての就活生の面接でメモを取る人もいれば、メモを取らずとも感覚で採用の判断をしている人、その学生が不採用と採用のボーダーラインにいる場合にメモを長くとっているという人もいます。
 

⑤面接官から「頑張ってください」と応援される

次の選考のことのアドバイスに関する応援は合格フラグの可能性になりますが、面接が終わった後に他社選考について「頑張って」と応援された場合は「うちは難しいかもしれないけど、応援しているよ」という意味で発言している可能性があります。

お祈りフラグをされる原因と対策

「5つ全部当てはまったからもうダメだ…」と落ち込んでいるそこのあなた。落ち込んでいる暇はありません。なぜ思うように面接ができなかったのか原因を考えて、次の面接は上手くいくようにすぐに対策をしていきましょう!
 

①面接対策ができていない

核心を突かれて悲しくなった人もいるかもしれません。きちんと面接対策をしていて、自分の言いたいことが会社に伝わったという満足感があれば、あまりフラグについて気にすることはありません。面接対策がまだ十分ではないかもしれない、もっと言いたいことを言える面接にしたいと思った人は、さらに対策を強化しておきましょう。

まずはとにかく自己分析と企業研究です。自分の性格とその根拠となるエピソードは話せますか?企業がどんな人物像を求めているか知っていますか?そしてその人物像と自分の性格がマッチするところはどこでしょうか?会社の社風と自分の価値観がマッチするのはどこでしょうか?
基本的に就活の面接で聞かれる質問は、自己分析と企業・業界研究ができていれば、言いたいことは思いつきます。あとは相手にわかりやすく話せるかどうかというところです。

とはいえ面接で頻出の質問を把握しておくことも、本番で緊張しないためにも大切な点です。頻出質問とそれに対応する自分の答えを事前に準備しておきましょう。
 

②面接の振り返りができていない

何事もやりっぱなしはよくありません。面接の振り返りをせずにいると、同じような過ちを繰り返すだけになり、お祈りフラグが増えていくだけです。
面接が終わったら、どんな質問をされたか、どの質問に対してどんな風に答えたか、何が話したりなかったなどを振り返るようにしましょう。そうすることで同じ質問をされても面接を重ねるごとに回答する内容の質が上がったり、面接を受けるときにどんなことに注意すればいいのかが見えてくるようになります。
 

③入社意欲が感じられない

採用面接で大切なことの1つとして「入社意欲をどれだけ見せられるか」があります。
どんなにスキルがあっても、その会社で働きたいという気持ちが感じられなければ、早期退職してしまう可能性も考えられるため採用したいという気になりません。質問の答えの中に入社意欲は感じられますか?質問に答えるときに意欲が見えるような話し方をしていますか?お祈りフラグを気にするのではなく、自分からお祈りフラグが立たないような雰囲気に持っていくことも大切です。
 

④逆質問でありきたりな質問をしてしまう

逆質問とは面接官から「最後に質問はありませんか」と聞かれるものです。質問は相手に興味があるかどうかで質や量が異なってくるため、学生がどれだけ会社に対して、あるいはこの会社で働くことに対して興味を持っているのかを判断するために逆質問をします。
きちんとその企業に合った逆質問を考えていないと、表面的でありきたりな逆質問になってしまい「本当にうちの会社に興味があるのか?」という疑念を面接官に抱かせる要因になってしまいます。
 

⑤ぐだぐだと長く話してしまう

面接では「簡潔に」「わかりやすく」コミュニケーションを取ることも重要です。
というのもどんな仕事であってもコミュニケーションがある程度取れないと仕事にならないからです。そのため、受け答えをするときは結論から話して、簡潔に分かりやすい言葉を使って話しましょう。ダラダラと長く話して、結局何が言いたいのかわからないというパターンが面接ではよく見られる光景です。

どうしたらいい?お祈りフラグの挽回方法

どんなお祈りフラグがあるのか、お祈りフラグが立った原因は何なのかが分かりましたが、実際に面接中「これはお祈りフラグかもしれない…」と思った時にどうしたらいいのでしょうか。
 

①時間の限りアピールし続ける

一番最悪のパターンが「お祈りフラグ」の雰囲気にのみ込まれて焦って上手くコミュニケーションが取れなくなってしまうことや、やる気がなくなってしまい面接の雰囲気がもっと悪くなってしまうことです。面接官にあまり興味を持たれていないかも?と思っても、焦らずに入社への意欲があることをアピールしましょう。「最後に何か一言ありますか」と聞かれたらチャンスです。面接を通して伝えきれなかった仕事への思いをぶつけられるようにしましょう。そのためには企業研究も必要ですね。
また雰囲気にのみ込まれないように、一段と声を大きく、はきはきと話すことも大切です。声を大きくすると自信があるように見え、自分自身も元気が出ます。
 

②切り替えて次の面接に活かそう

面接終了後、あらためて思い出したときに「あれはお祈りフラグなのでは…?」と思ってしまうことも多いと思います。しかし、いつまでもフラグが立っていることを気にしていても仕方がありません。また前述した通り、お祈りフラグや合格フラグは確実性がありません。面接官や会社の方針によって面接内容が違うからです。面接の振り返り作業は大事ですが「採用か不採用か」ということにとらわれずに、次の面接の対策をしたり、就活のストレスを少なくするためにリフレッシュをする時間に費やしていきましょう。

まとめ

お祈りフラグについてどんなものがあるのか、反対に合格フラグはどんなものか、お祈りフラグが立つ原因とそのお祈りの挽回方法を解説してきましたが、いかがでしたか。企業の面接方針の違いや、面接官のやり方・力量によっても異なってくるため一概には言えませんが、様々なフラグがあることがわかりました。ただフラグが立っても立たなくても、面接で伝えたいことがすべて伝わった感覚があり、満足感があれば自ずと結果はついてきます。また不採用であっても、新卒の採用は「自社とマッチするか」という部分が強いのが現状です。「あの会社とは縁がなかったんだな!」と早めに切り替えて、次の面接に活かしていきましょう。

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