イメージ
イメージ
就活コラム
COLUMN

【質問例あり】ガクチカの深掘りへの対処方法!

イメージ

ガクチカを完璧に用意したのに面接で深掘りされて何も答えられなかった…なんてことありませんか?ガクチカは面接で内容を深掘りされやすい質問です。本記事では、ガクチカが深掘りされるのはなぜか、深掘りをされることで何を見られているのか、深掘りでよくある質問を徹底解説していきます。予想外の質問にも対応できるように、しっかりと面接対策をしていきましょう!

目次

  1. 【なぜ?】人事・企業が面接でガクチカの深堀りを行う理由
  2. 【面接対策】ガクチカの深堀り対策方法
  3. 上手く答えるのは?ガクチカの深掘りに対する答え方
  4. 【質問例】ガクチカの深堀りパターン7選
  5. まとめ

【なぜ?】人事・企業が面接でガクチカの深堀りを行う理由

ガクチカを聞いてきたから、すべてを答えたのに深掘りをする必要って何…と思う方も多いはず。採用担当者はいじわるで、深掘りをしているわけではなく、きちんとあなた自身を理解しようとする気持ちがあるのです。
なぜガクチカの深掘りをするのか、見ていきましょう。
 

①本当の人間性を知るため

ある意味、完璧に用意されたガクチカでは本当に思っていることがわかりません。
そのため「なぜ」「どうして」などの質問をして、ガクチカの中にある背景や感情を知り、よりその人の人間性を立体的に見ようとしています。採用担当者はその人の人間性を知ることで、入社しても活躍できるか、社風と合っているのかを判断することができます。

また、最初に聞いたガクチカではあまり魅力的にうつらなかった人でも、質問で深掘りをして本質が見えたことで、評価があがることも考えられます。ガクチカの深掘りは応募者、採用者両者にとってもメリットになるのです。
 

②自社に合う人材か確かめるため

前述したように、ガクチカの深掘りをしてその人の本当の人間性が見えることで、その人が企業の風土や働き方、理念に合う人材かどうかを確認することができます。いくら優秀な人材だったとしても、持っている価値観や課題に対する捉え方などが働いている社員のベクトルと異なると、仕事が上手く回りません。会社にとってもデメリットである以上に、せっかく入社をしてくれた新入社員に対しても誠実ではありません。入社後のミスマッチを少なくするためにも、ガクチカの深掘りは必要です。
 

③論理的思考能力はあるか

論理的思考能力とは、物事に対して論理立てて考える力のことです。
ガクチカの深掘りが上手くできる人は、自己分析がきちんとできている人です。自己分析は自分の今までの人生を細かく分けて、その時に何に取り組みどう感じたのかを整理し、そのあとに全体を俯瞰して自分がどんな価値観を持っているのかまとめることです。これがしっかりとできていれば、どんな深掘りをされても一貫した話をすることができます。

仕事をする上でもこのスキルは必要です。仕事上の課題に対して、細かく分析し整理して、本質の問題を見つけ、それを解決するための筋道を考えるのが社会人に求められるからです。つまり、ガクチカの深掘りの質問に答えられるということは
ガクチカで深掘りをされる
 →一貫性のある回答ができ、採用担当者を納得させられる
  →自己分析、質問に対する回答能力がある(課題に対する解決能力がある)
   →仕事をする上でも同じような働きができる と考えることができます。

【面接対策】ガクチカの深堀り対策方法

イメージ

◆自己分析を徹底して行う

兎にも角にも「自己分析」を徹底的におこなうことが対策方法の1つです。採用担当者は何十人ものガクチカを聞いているため、表面的な薄っぺらいガクチカは一言聞いただけでわかります。そして学生が痛いと思う深掘りもわかるのです。

おすすめの自己分析はモチベーショングラフを作ることです。自分の人生を折れ線グラフに落とし込む方法で、人生で起きた出来事ごとに気分の上げ下げを折れ線で表します。それぞれの頂点では「どんなことをしたのか」「どんな取り組みをしたのか」「そのときどう感じたのか」「この経験から何を学んだのか」などを書き込みます。グラフにすべてを落とし込むことで、人生を俯瞰して分析することができます。
実際に作ったガクチカからは、「なぜ」を繰り返し問うことで深掘り質問の対策をしましょう。自分が採用する側だったら何を質問するのかを自問しながら答えを考えていきます。

自己分析をして、自分がガクチカで伝えたい本質を身体に落とし込んでおくことで、どんな質問がきても一貫性のある回答をすることができます。また自己分析を徹底的にしておくこと自体が自分自身の安心感にもつながり、面接で堂々とすることができるでしょう。
 

◆面接・面談回数を増やす

もう1つは面接の場をたくさんこなすことです。面接を繰り返し経験することで、答え方のポイントや、どんな質問をされやすいのかを知ることができます。大学の就職支援課で模擬面接をしてくれることもありますし、友人と模擬面接をしてみるのも良いでしょう。もしくはインターンシップの選考に参加して、早めに就活の面接の場を経験しておくこともおすすめです。

上手く答えるのは?ガクチカの深掘りに対する答え方

①結論から話す

社会人の基本「結論から話す」です。結論から話すことで、何を伝えたいのかがわかりやすく、ダラダラと話してしまう展開を回避することができます。緊張をしていると忘れてしまいがちな点ですので、結論から話すことをまず第一に意識しましょう。
 

②わかりやすく、端的に話す

一番回避したいことが「結局何を言っているのかわからない」ということです。まずは結論から話せても、そのあとの話がわかりにくければ意味がありません。話が長くなりがちな人は、短文に切ってわかりやすく話すようにしましょう。わかりやすく話すことは、自分自身にとっても、今何の話をしているのか自覚することにつながります。
 

③具体的に話す

自分が話したことで、採用担当者が自分と同じようなイメージができるように意識しましょう。例えば数量で表せることは数字を用いて話すことで、共通の規模感をイメージできます。ただ、数字を出せば評価が上がる話ではありません。大切なことは共通のイメージを生み出せる話し方ができるかどうかです。

【質問例】ガクチカの深堀りパターン7選

イメージ

①なぜ取り組んだのか教えてください

なぜそれに力を入れて取り組もうと思ったのかを考えてみましょう。
動機はさまざまにあるでしょう。外からの要因で取り組まざるを得なかったのか、それとも自分がやりたいと思って取り組んだのか。何が原動力になっていたのか考えます。
 

②なぜその取り組みを頑張れたと思いますか?

何が要因で頑張り続けられたのかを話します。
好きだったからなのか、取り組むことで得られる結果を求めていたのか、努力をするための動機や工夫がわかると、採用担当者も仕事に対しての姿勢をイメージすることができます。
 

③取り組みにおいて掲げた目標とその理由は何ですか?

取り組みにおける目標を話すことはガクチカの典型例ですが、それが話の中に出てこないと質問される可能性が高いです。物事に対してどんな目標を自分自身で設定できる人なのかを見ています。
 

④取り組みにおいて最も困難だったことは何ですか?

困難や課題を話すこともガクチカの典型例です。誰しもすべてをスムーズにこなすことはできません。仕事でもいくつもの課題が生まれ、それを対処していきながら進めます。困難や課題を聞くことでどんなことを困難だと判断するのか、それに対してどう対処したのかを見ています。回答するときは、困難だったことと合わせてどう対処したのかも話すとよいでしょう。
 

⑤なぜその困難を解決しようと思ったのですか?

難しい質問です。自分にとっての困難は何であるか気づいた後に、ではそれを解決しようと思った動機は何なのかを問う質問です。困難が自分にとってどういうデメリットを持っていたのか、解決することで得られるものを求めていたからなど、深層心理を考えてみましょう。
 

⑥困難にどのように向き合い、解決しましたか

④と⑤をまとめるとこのような質問になるでしょう。困難や課題の話は、就活でよく問われる部分です。重点的に自己分析と対策をしておきましょう。
 

⑦当時に戻って改善するなら何を改善しますか

そのときはその解決策が最善だと思っても、振り返るともっといい方法があったかもしれないと思うことは大いにあるでしょう。なぜなら成長しているからです。採用担当者はその人が常に新しい価値観を取り入れて、成長しているのかを見ています。
 

⑧取り組みにおける学びと今後どう活かすのか教えてください

学びが何かという点と、それを今後にどう活かすのかを話すのもガクチカの典型です。もし自分から話せていないと質問される可能性が高いです。そのガクチカから何を学んだのか、そしてそれをどう今後の仕事に活かすのかを話しましょう。

まとめ

ガクチカの深掘り質問について、問われる理由や対策方法を解説してきましたが、いかがでしたか。面接はただ用意してきたものを発表する場ではありません。採用担当者とコミュニケーションを取りながら進めていくものです。そのため多くの質問を受けることになるでしょう。想定外の質問を受けることも多々あります。そのためには、ありとあらゆる回答を用意しておくというよりも、自己分析や企業研究などの基盤をしっかりとして、何が問われているのか冷静に判断できるようにしていきましょう。

TOP