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就活コラム
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OpenESを活用して就活しよう。書き方や評価ポイントについて

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『OpenES』とはリクナビが提供しているサービスの一つです。応募する企業の数だけ何度もエントリーシートを書く手間を省くのに役立ち、効率的に就活を進めることが可能になります。OpenESの書き方や評価ポイントについて詳しく解説しましょう。

目次

  1. OpenESとはなにか
  2. OpenESを使うメリット
  3. OpenESの基本項目
  4. OpenESの利用方法
  5. 自己PR作成のポイント
  6. OpenESを使う場合の注意点
  7. OpenESを利用して効率的にエントリーしよう

OpenESとはなにか

『OpenES』という名前を聞いたことはありますか?就活を効率的に進めていく上で便利なサービスで、多くの就活生が利用しています。OpenESの使い方について知り、就活に活用しましょう。

まずはOpenESとはどのようなサービスなのかを解説します。

リクナビが提供しているサービス

OpenESとは、リクルートグループが提供している就職ポータルサイトである『リクナビ』が提供しているサービスです。

サイト上で作成したエントリーシートを保存しておき、それをOpenESのサイトを経由して、さまざまな企業に提出することができるのが主な機能といえます。

履歴書との違い

OpenESと履歴書は明確に違うものです。もっとも大きな違いとは、OpenESはあくまでもリクナビが提供するサービスの一つであるのに対し、履歴書は正式な文書という点でしょう。

履歴書は入社後も企業が保管しますが、OpenESの場合は選考の資料として使用するだけなので、選考が終われば処分されてしまうのが一般的です。そのため企業によっては、OpenESと履歴書の両方の提出を要求されるケースもあります。

さらに、OpenESはリクナビのサービスであるため、OpenESを利用していない企業に対しては提出ができません。

OpenESを使うメリット

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OpenESを利用することで、就職活動においてどのようなメリットを享受できるのか解説します。

何度もシートを書く手間を削減できる

履歴書は当然ながら、応募する企業1社につき1枚書かなければなりません。履歴書の情報量から考えれば、エントリー企業が多くなればなるほど、それだけ長い時間を割く必要が生じます。

同じ内容の文書を誤りが生じないように、かつ丁寧な文字に気を付けながら何度も書くのに、大きなストレスを感じる人もいるでしょう。

OpenESの場合は、一度作成してしまえばそれで完結し、複数の企業へのエントリーに用いることができます。手間と時間の節約や、ただでさえ負担の大きい就活におけるストレスを抑制するという点において、非常に有用です。

印刷代などのコストを削減できる

就職活動中は交通費や遠征地での飲食代、スーツのクリーニング代など、なにかと出費がかさむものです。そうした中で、履歴書の購入費や印刷費を削減できるというのは、OpenESを活用するメリットの一つといえます。

証明写真を何枚も撮ったり、郵送にかかる時間を考えて慌てて郵便局に駆け込むといった事態も避けられるでしょう。

アップデートができる

OpenESは一度ひな形を作ってしまえば、その後は自由に編集することができます。つまりエントリーシートのクオリティを高めたいと思った場合には、修正や見直しが容易に可能です。

通常のエントリーシートの場合は企業に提出してしまうため、過去に作成したエントリーシートを見直して、良くなかった点や改善点について考えるといった機会は少ないのではないでしょうか

OpenESは問題のある箇所を見つけたらすぐに修正できるので、クオリティを高めやすいという利点があります。

OpenESの基本項目

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OpenESでは、具体的にどのようなことを記載するのでしょうか。基本的な項目について見ていきましょう。

基本情報

まずは氏名や学歴といった基本的な情報です。以下の基本情報を記載する項目があります。

氏名
性別
生年月日
現在の住所
連絡先(電話番号・メールアドレス)
休暇中の連絡先
学歴と職歴

間違いのないように正確に記入しましょう。プロフィールの写真についてはファイルをアップロードする必要がありますが、サイズやデータの形式については留意する必要があります。

サイズ:600×450pixel(比率4:3)以上を推奨
アップロードでエラーが発生した場合、PNG方式での再アップロードを推奨

こちらのルールは、写真を撮る前に確認しておきましょう。

趣味や特技、資格

趣味や特技、保有している資格やスキルについて記載する欄も備わっています。運転免許やTOEICの点数、国家資格以外にも、民間資格など記載できるものがあるならば書き込んでおきましょう。

趣味や特技について記載する際には、就職活動の一環であるということを意識しましょう。

実用的な趣味や特技であればなおのこと良いですが、趣味に対してどのように向き合ってきたのかという姿勢や、その特技が仕事にどのように役に立つのかなど、アピールにつなげていく書き方もおすすめです。

自己PR・学生時代に打ち込んだこと

『自己PR』と『学生時代に打ち込んだこと』も、基本的な項目として備わっています。

記述する際に注意しなければならないのは、どちらの項目も400文字という字数制限があるという点です。そのため、なにを書くのかしっかりと絞り込んでから書く必要があります。

自己PRを記述する際のポイントとしては、アピールする要素を一つに絞っておく点が挙げられます。具体的なエピソードとともに記述し、入社後の抱負なども盛り込むとなると、一つの要素を掘り下げていくだけで400文字はほぼ埋まってしまうでしょう。

アピールする要素を羅列するような書き方はおすすめしません。自分にとって、もっともアピールできる点を的確にまとめる能力が求められます。

学生時代に打ち込んだことについても同様です。自分がもっとも本気で取り組んだエピソードを抽出し、なぜ打ち込んだのか、その結果どのようなものを得たり感じたりしたのか、それを入社後どのように生かすのかについて、具体的に記述しましょう。

OpenESの利用方法

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シートの記載が終わったら、実際にどのように活用していけばよいのかを解説します。企業にエントリーした後の流れについて、具体的に見ていきましょう。

エントリー後の流れ

リクナビでエントリーした企業から、エントリーシートの提出依頼がメールかリクナビメッセージを経由して送られてきます。OpenESを提出するためのURLが添付されているので、クリックしましょう。

企業によっては、志望動機やゼミで取り組んだ内容といった追加項目の記載を求められる場合もあるので、そういった必要項目を記載します。

追加項目の記載が終われば、『提出』ボタンを押して作業は完了です。提出が完了すれば『提出完了画面』が表示されるので、その画面に遷移することを必ず確認しましょう。

一度提出してしまうと、その後に修正しても提出先のシートに修正内容が反映されることはないため、提出前にきちんと見直しを行うことが重要です。

OpenES提出後の対応

企業に対しエントリーシートを提出した後は、OpenES内で特にやるべきことはありません。企業からの連絡を待ちましょう。

連絡が来るまでは、面接の準備などを進めておきます。面接ではOpenESの内容について問われることが多いので、OpenESをベースに質問への受け答えや逆質問を考えておきましょう。提出したOpenESはPDF形式でダウンロードしておくのがおすすめです。

万が一どんなに待っても企業からの連絡がない場合は、問い合わせてみましょう。なんらかのミスや連絡を忘れているといったケースも考えられるので、自分から問い合わせてみることで問題が解消されることもあります。

自己PR作成のポイント

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エントリーシートの項目では、特に自己PRについては力を注ぐべきでしょう。面接で掘り下げられることも多い上、他の候補者との差別化が図りやすい項目であるためです。

自己PRを作成する際のポイントを押さえておきましょう。

自分の長所を把握する

自分の長所や得意領域を把握することは、自己PRの質を上げるために重要なポイントです。

自分の長所をはっきりと自信を持って答えられる就活生は、企業にとっても頼もしく映ります。さらに「この強みはうちの会社で必要だな」と思ってもらえれば、就活において一歩リードすることができるでしょう。

強みを把握するためには、自己分析や他己分析などを行い、客観的に自分を見つめる機会を設ける必要があります。

具体例を盛り込む

ただ単に言葉を羅列するだけでは、説得力は生まれません。例えば「自分の強みは我慢強さです」と主張する際には、実際に我慢強いと思ってもらえる具体的なエピソードを加えることで一気に説得力が増します。

自分史をあらかじめ作っておくなどすることで、エピソードを発掘しやすいでしょう。

OpenESを使う場合の注意点

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OpenESは便利なサービスですが、より効果を発揮するため、またミスを防止するために、以下の点に注意するようにしましょう。

文字化け

OpenESにはPDFでダウンロードできる機能があります。この際、PDFを読み取る最新バージョンのアプリやツールがデバイス内にないと、文字化けを起こす可能性があるので注意が必要です。

印刷する際にブラウザから直接印刷するのも文字化けの要因になるため、注意しましょう。印刷が必要な際には、いったんパソコンやスマホにPDFをダウンロードすることをおすすめします。

企業ごとに見直すこと

企業によって採用者に求める資質や能力は異なります。OpenESには使い回せるメリットはあるものの、応募する企業ごとに内容の細部を見直すことをおすすめします。

企業分析を行い、それによって企業がどのような人材を求めているのかを的確に把握し、自己PRの内容や強みを適宜修正しましょう。

OpenESを利用して効率的にエントリーしよう

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エントリーシートを1社ごとに作成するのは、時間のない就活生にとっては大変な作業です。OpenESを利用することで、エントリーシートを一度書けば複数社にエントリーできるので活用してみてはいかがでしょうか。

OpenESによりエントリーシートを書く手間や時間を削減できるだけでなく、企業ごとに項目を見直し、より質の高いエントリーシートを提出できるといったメリットも享受できます。

ただし、あくまでOpenESはリクナビのサービスであり、履歴書とは明確に違うものである点を忘れてはいけません。併せて履歴書の提出を求められるケースもあるので、履歴書もしっかりと準備をしておきましょう。

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