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就活コラム
COLUMN

証明写真を撮る前に知っておくべき4つのポイント

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就活で使用する証明写真のうつりが悪いだけで不採用になることはありません。しかし、採用担当者の心理には少なくとも影響を与えています。なぜなら、就活の面接に関係なく、初対面の人と会う上で第一印象は非常に重要な部分だからです。そのため良い印象を相手に与えるためには、履歴書の証明写真から意識しておかなければいけません。そこで今回は証明写真を撮る前に知っておきたい4つのポイントをご紹介します。証明写真で他との差をつけていきましょう。

目次

  1. 就活の写真が重要な理由
  2. 理想の証明写真を撮るための4つのポイント
  3. WEB上のエントリーシートに写真を添付する場合
  4. よくある質問集
  5. まとめ

就活の写真が重要な理由

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人は見た目だけで判断するものではありませんが、どうしても見た目から性格をイメージしてしまうことがあります。会話をすれば誤解は解けるかもしれませんが、証明写真で少なからず採用に影響が出てくることも考えられます。

第一印象が決まる

履歴書は、商品でいうパンフレットのようなものです。例えばなにかを購入するときに、パンフレットを参考にしたことがあると思います。パンフレットには基本的な商品説明だけでなく、スペックや他の商品との違いなど、色々な情報が記載されています。それらの情報は、履歴書でいう自己PRや資格、特技、趣味といった項目が該当すると言えます。あなたが商品を購入する際に写真を参考にするように、採用担当者も写真を見てあなたがどういう人物なのかを想像します。相手にポジティブな印象を与えるためにも、証明写真は重要なのです。

志望業界に合わせた髪型がある

業界や職種によって仕事内容は異なるので、その業界に求められるイメージがあります。例えば食品を扱う企業で長髪の人が働いていたら、髪の毛が食品に入ってしまうのではないかと不安に感じる人もいるのではないでしょうか。また男女、業界問わず、営業職は見た目が爽やかさであることが重要であるとも言われています。髪形によって大きく印象が変わるので、志望する業界や業種でどのような髪型が求められているのか調べておきましょう。

「コストを抑えたい」「手軽に撮影できる」などの理由から、駅などに設置されているスピード写真の利用を考えている人も多いのではないでしょうか。最近ではスマホで履歴書用の証明写真を撮影する人もいるようです。しかし、少しでも良い印象を与えたいなら、スタジオで撮るのがおすすめです。その根拠となる理由を、いくつかご紹介します。

表情や身だしなみのアドバイスをしてくれる

たとえば、ファッション雑誌の表紙を飾るのはモデルですが、その一枚を撮るために何人もの人が携わっています。メインとなるのはモデルですが、彼女たちの良い部分を引き出すためにはプロのカメラマンが必要不可欠です。証明写真も同じことで顔の角度や表情、姿勢、身だしなみなどを、プロのカメラマンが一つずつ丁寧に指導してくれます。撮影が終われば細かくチェックできるため、スピード写真のように自宅に帰ってから「少し違う」など後悔することもなくなります。

画質のクオリティが高い

どれだけ素材が良くても、カメラマンのテクニックや使用する機材の質が低ければ、良い写真を撮ることはできません。近年スマホに搭載されているカメラ機能は画質が良くなっているとは言っても、プロのカメラマンが使用する機材には及ばないので、スタジオで撮影することをおすすめします。また最近では、肌荒れや前髪の乱れなど気になる部分を修正加工してくれるスタジオも少なくありません。特にエアラインやマスコミ業界では、履歴書の証明写真の影響が強いとも言われています。このような業界を志望する人は、スタジオでの撮影がおすすめです。

データでもらえる

採用担当者に良い印象を与えるためにも、納得の一枚を用意しておきたいところ。しかし、スピード写真だと1回の撮影で4~6枚つづりがほとんどです。数社のエントリーならこれで足りるかもしれませんが、大体の就活生は数十社の企業に履歴書を提出することになります。そんな時に便利なのがデータです。スタジオで撮影した写真はプリントアウトしたものだけでなく、データ形式でもらうことができます。コンビニのコピー機などで印刷が可能なため、実は1回の撮影で700~900円するスピード写真よりもかなりリーズナブルです。

理想の証明写真を撮るための4つのポイント

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どうしても写真を撮影する際に、表情が硬くなってしまったり、自然な笑顔が作れなかったりする人もいるのではないでしょうか。しかし、写真が苦手と感じている人でも、以下のポイントを意識することで採用担当者にも良い印象を与えられる理想の証明写真を撮ることができます。

口角を上げる

「表情が硬い」「自然な笑顔が作れない」という人は、少し口角を上げてみることをおすすめします。男性はキリッとした表情を、女性は少し微笑むことを意識するのがポイントです。口角が下がってしまうと、どうしても相手に怖い印象を与えてしまうため注意したいところです。とは言っても、口角を上げるのが難しいと感じる人もいると思うので、そのような人は、「ウ」「イ」「ウ」「イ」…と、声を出して数十回繰り返してください。この時に、はっきりと発音することを意識すると表情筋を鍛えられるので、自然に口角を上げることができます。

目力を入れる

「目が輝いている」という言葉がありますが、実際にキラキラしているわけではありません。しかし、目は表情を作る上でも重要な役割を担っています。目に力が入っていなければ、意思が弱いように感じられ、あなたに対する印象も悪くなるでしょう。逆に目に力が入っていれば、はっきりとした表情でやる気が感じられます。特に目が小さな人であれば、少し見開く程度が良いかもしれません。また、フラッシュで目を瞑ってしまう人も少なくありませんので、普段の1.2倍くらいを開くことを目標にしてください。

姿勢を良くする

証明写真は全体を撮影するわけではありませんが、一目で姿勢の悪さは分かってしまいます。たとえば、猫背な姿勢では自信がないように感じます。自分で姿勢を直すことは難しいかもしれませんが、意識的に胸を張るようにした方が良いでしょう。特に、キレイな姿勢はイキイキした表情にもつながります。証明写真では少し大げさに姿勢を正すことを意識するくらいが丁度良いと言われています。緊張するかもしれませんが、肩の力は抜いて、顎を少し引いた状態で撮影することがポイントです。

服装は社会人同様の状態にする

一般的に、履歴書で使われる証明写真の推奨サイズは「縦36~40mm、横24~30mm」とされています。また業界によっては、もう少し大きいものを用意しなければならないところもあります。パッと見た感じでは細かな部分まで分からないと感じますよね。しかし、クオリティの高い写真はシャツがヨレヨレになっているのをはっきりとうつします。面接本番じゃないからと、その場しのぎの服装で撮影するのではなく、アイロンがけされているシャツを着るなど、本番さながらのスタイルで臨んでください。

WEB上のエントリーシートに写真を添付する場合

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最近では、WEB上でエントリーシートの提出を求める企業も増えてきました。スタジオで撮影した証明写真であればデータ形式でももらえるため、そのまま活用することができます。またスピード写真で撮影した場合、次のいずれかの方法でデータ化をしてください。

写真をスキャナで読み込む

最も確実なのが、写真をスキャナで読み込んでデータ化する方法です。ただし、自宅にスキャナがないこともあると思うので、その場合はコンビニのプリンターでスキャンしましょう。使用するコピー機によって画質が違うというデメリットはありますが、誰でも簡単にデータ化することができます。

高性能のカメラで証明写真を撮影する

近年の高性能カメラにはWi-Fi機能がついているものが多いので、そのままパソコンに写すことが可能です。またスマートフォンに搭載されているカメラ機能が高画質のものであれば、スマートフォンでもキレイに撮影することもできます。ただしこのとき電球などの光が反射しないように気を付ける必要があります。最近では反射カット機能が付いたカメラもあるので、確認してみましょう。

白い壁を背景に、スマホやデジカメで撮影する

スマホやデジカメで撮影する際は、白い壁を背景にしてください。部屋はできるだけ明るくしておくことがポイントです。また、胸から下のカメラに入り込まない部分に白い布を置いておくことで、表情を明るく見せることができます。ただし目の大きさなど顔の印象が大きく変えられる加工アプリはあまり使わないことをおすすめします。

よくある質問集

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就活が始まって急に意識する証明写真ですが、ギリギリになって用意しようとすると失敗することがあります。どんな人でも初めてのことには戸惑いを覚えるものです。そのため自己分析や業界研究に限らず、証明写真についてもあらゆる疑問を解決しておきましょう。ここでは、就活生から寄せられることの多い証明写真に関する質問に対してお答えします。

どうして撮影から半年以内でないといけないの?

就活は事前の準備が大切とは言っても、証明写真は「3ヶ月以内」もしくは「半年以内」というルールが定められています。これは就活に限ったことではなく、パスポートや運転免許証といった公的証明書の写真も、3ヶ月以内のものを使用するようにと指定されています。この理由は、外見が変わってしまうことを防ぐためです。そのため、いまのあなたと写真のあなたが違いすぎると、証明写真とは言えなくなってしまうので、面接時に変な印象を与えないためにも注意してください。

エントリーシートに貼る写真はいつ頃用意したらいいの?

就活用の写真はいつ頃用意すれば良いのでしょうか。早すぎるのもダメですが、遅すぎるのもダメです。特に毎年、説明会などが始まる時期になると、写真スタジオが一気に混雑して予約が取りにくい状況になることがほとんどです。そのため遅くとも最初のエントリーシートを提出する一週間前までには、用意しておきましょう。最初だけはスピード写真のもので対応するという方法もありますが、コスト面やクオリティなどを考慮すると、やはりスタジオで撮影した写真の使用をおすすめします。

エントリーシート用の写真は何枚くらい用意すればいいの?

エントリーする企業は人によって違うため、何枚用意すれば大丈夫と明確に言うことはできません。企業によってはエントリーシートと履歴書の提出を求められるため、この場合は1社につき2枚の写真が必要です。自分がエントリー予定の企業数に合わせて用意しましょう。また履歴書を返却されることがあるかもしれませんが、写真を再利用することはやめましょう。不自然なシワができたり、写真の角が薄くなってしまったりすることがあります。企業にも悪い印象を与えることになります。

まとめ

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「アナウンサーやCAを目指すわけじゃないから!」と、就活で使用する写真をスピード写真などで済まそうと考えていた人も多いのではないでしょうか。あなたの第一印象を良くするためにも、証明写真は重要なアイテムです。今回ご紹介したポイントを参考にしながら、就活で“使える”証明写真を用意してくださいね。

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