Web適性検査とは?種類・内容・対策を就活生向けに解説
2026.04.13 更新


監修者
熊谷 直紀
監修者熊谷 直紀
横浜国立大学理工学部卒。株式会社DYMに新卒一期生として2011年に入社し、WEBプロモーションなどのデジタルマーケティング領域で業務に従事し、その後新規事業立ち上げを経験。
2015年よりDYMの人事部へ異動し人事領域を統括、毎年多くの就活生や求職者との面接・面談を実施。
内定チャンネルなどの採用関連メディアへの出演や記事監修を通して人事・人材関連の情報を発信中。
就職活動や転職活動を進めるなかで、多くの企業が選考にWeb適性検査を取り入れています。種類や出題内容を把握しないまま受検すると、十分な実力があっても足切りにあってしまう可能性があります。この記事では、Web適性検査の基本的な仕組みから種類・内容・受検方法、そして通過率を上げるための具体的な対策まで詳しく解説します。
この記事でわかること
- Web適性検査はSPI・玉手箱・TG-WEBなど種類によって出題内容や難易度が大きく異なるため、志望企業が採用している検査を事前に把握することが対策の第一歩となる
- 能力検査は問題の難易度よりも制限時間の短さが最大の壁であり、練習段階から時間を計って解く習慣をつけることが得点向上の鍵となる
- 性格検査は正解・不正解がなく対策不要と思われがちだが、自己分析をもとに一貫した回答をすることが企業に好印象を与えるうえで重要となる
- た回答をすることが企業に好印象を与えるうえで重要となる 受検案内メールが届いたら期限と受検方式をすぐに確認し、未受検や期限切れによる足切りリスクを防ぐために余裕を持ったスケジュールで臨む必要がある
- 対策本やアプリは自分のレベルに合ったものを選び、基礎固めから段階的にレベルアップする学習ステップを踏むことが通過率向上への最も確実な方法となる
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Web適性検査とは何か
就職活動を進めるなかで、多くの学生がまず直面するのがWeb適性検査です。企業が応募者を絞り込む手段として広く活用されており、対策を怠ると選考の入り口で不採用になる可能性があります。Web適性検査の仕組みや受検方式を正しく理解しておくことが、就活を有利に進めるための第一歩となります。
以下では、定義から受検形式、合否への影響まで順を追って解説します。
Web適性検査の定義と就活・採用選考における役割
Web適性検査とは、就職活動において応募者の能力や特性を測るためにWeb上で実施される試験のことです。検査は大きく「能力検査」と「性格検査」の2種類に分けられており、能力検査では言語や非言語(数的処理)の能力が、性格検査では応募者の考え方や行動特性が測定されます。
採用選考における役割としては、企業が自社や業務への適性を持つ人材かどうかを見極めることが主な目的となっています。応募者が多い企業では、全員を面接や書類審査で精査することが難しいため、Web適性検査の結果をもとに選考対象者を絞り込む手段として活用されるケースが一般的です。Web適性検査は採用における一次的な足切りツールであると同時に、その後の面接などでも応募者の能力や特性を判断する材料として扱われる重要な選考ステップです。
Web適性検査がwebテストと呼ばれる背景と仕組み
Web適性検査は、就活の現場では「Webテスト」と呼ばれることが一般的です。これは、インターネット上のURLにアクセスして受検する形式であることに由来しています。企業から受検用のURLが送られてきて、そこにアクセスするだけで受検を開始できるため、会場への移動や持参物の準備が不要という手軽さが特徴です。
仕組みとしては、URLを開いてもすぐに検査が始まるわけではなく、ログイン画面や確認画面を経て開始される流れになっています。受検前には環境要件や不正行為の基準を必ず確認しておく必要があり、中断が認められないケースがほとんどです。企業にとっては手間が少なく、応募者も時間を確保しやすいというメリットから、他の受検形式と比べてWebテスト形式が選ばれやすい傾向にあります。
Web適性検査とテストセンターの受検方式の違い
Web適性検査の受検方式は、大きく「自宅受験型(Webテスティング)」と「テストセンター型」の2種類に分かれます。自宅受験型は自分のパソコンや端末からインターネット経由で受検する形式であり、時間や場所の融通が利きやすい点が特徴です。一方、テストセンター型は指定された外部会場に出向き、その施設内のパソコンで受検する形式で、日時と会場をあらかじめ予約する必要があります。
どちらの方式で受検するかは企業によって異なり、受検案内メールの内容で確認することができます。URLにアクセスして検査開始画面まで進められる場合は自宅受験型、会場と日時の予約を求められる案内が届いた場合はテストセンター型と判断できます。自宅受験型は受検環境を自分で整える必要がある一方、テストセンター型は事前に会場予約が必要なため、受検案内が届いたら速やかに内容を確認して対応することが重要です。
Web適性検査が書類選考・面接の合否に与える影響
Web適性検査は、足切り目的で使われる傾向が強いものの、その影響は書類選考の段階にとどまりません。通過した後の面接においても、能力の高さや性格の傾向が判断材料の一つとして扱われるケースがあります。「最低限の点数さえ取れればいい」という考えで臨むと、最終的な合否に影響する可能性があるため注意が必要です。
また、Web適性検査の合格ボーダーラインは企業の規模や人気度によって異なります。中小企業では5〜6割程度で通過できるとされる一方、大手・人気企業では8〜9割を求められることもあります。この基準は公開されていないため、志望企業と似た規模の企業の通過ラインを参考にすることが有効です。Web適性検査はあくまで選考の一段階に過ぎませんが、足切りを確実に回避しつつできるだけ高得点を目指す意識が、最終的な内定獲得につながります。
Web適性検査の種類と各形式の特徴
Web適性検査にはさまざまな種類があり、企業によってどの検査を採用するかが異なります。受検する検査の種類によって出題科目や問題形式、難易度が大きく変わるため、志望企業がどの検査を使用しているかを事前に把握したうえで対策に取り組むことが重要です。
以下では、就活で特に頻繁に登場する主要な検査を中心に、それぞれの特徴を解説します。
就活で最頻出のSPI(言語・非言語・性格検査の概要)
SPIは、就活において最も多くの企業で導入されている適性検査です。大手企業から中小企業まで幅広く採用されているため、新卒就活においては「まずSPIを突破できるか」が選考の最初の関門になるといっても過言ではありません。
出題科目は「言語」「非言語」「性格検査」の3つが基本となっています。言語分野では語彙力や長文読解などが問われ、非言語分野では四則演算・割合・確率・速度算といった中学から高校レベルの数的処理が出題されます。
問題自体の難易度は高くない一方、出題範囲が広く、1問あたりの解答時間が言語で約30秒、非言語で約1分と短いため、スピードと正確さが求められます。SPIは就活中に何度も受検する機会があるため、早期から対策しておくことが最も効率的な準備方法となります。
玉手箱(Web-GAB)の出題科目と問題傾向
玉手箱はSPIに次いで実施数が多く、特に人気の高い大手企業での採用が目立つ適性検査です。Web上で受検できる形式は「Web-GAB」とも呼ばれています。
出題科目は「言語」「計数」「性格検査」の3つで構成されており(企業によっては英語が追加される場合もあります)、言語では長文読解、計数では図表の読み取り問題が出題されます。問題の種類が固定されている分、対策の方向性を絞りやすい反面、1問あたりの解答時間が30秒から1分程度かかる長めの問題が多く、制限時間は全体的に厳しめに設定されています。
時間切れで大きく得点を落とすリスクがあるため、SPIよりも難しいと感じる人が多い傾向にあります。玉手箱の攻略には、正確さだけでなく問題形式に慣れたうえでの素早い処理能力が求められるため、類似問題を繰り返し解いて時間感覚を身につけることが対策の核心です。
TG-WEBの難易度と出題内容の特徴
TG-WEBは、外資系企業やコンサルティング会社、大手企業での採用が多い適性検査で、ヒューマネージという人事コンサルティング会社が提供しています。受検はほとんどが自宅での受験となります。
出題内容はSPIを全体的に難しくしたような構成となっており、暗号問題や一筆書きのような図形を扱う問題など、クセのある形式が多く含まれている点が特徴です。標準的な適性検査と比べて問題の傾向が特殊なため、TG-WEBに特化した対策を行う必要があります。TG-WEBはSPIや玉手箱と比較すると受検頻度は低いものの、難易度が高く独特の出題形式を持つため、志望企業での実施が確認できたら早めに専用の対策を始めることが合格への近道です。
その他の主要なweb適性検査の種類
就活で出会うWeb適性検査は、SPI・玉手箱・TG-WEB以外にもいくつかの種類があります。それぞれに異なる特徴があるため、受検前に基本的な出題傾向を把握しておくことが大切です。
CABは非言語分野に特化した検査で、暗算・法則性・命令表・暗号といった独特な問題が中心となっており、主にIT系企業での実施が多い傾向にあります。CUBICは企業のニーズに応じて出題内容をカスタマイズできる検査で、言語・数理・図形・論理など幅広い科目が出題される可能性があります。
ミキワメは近年導入企業が急増している比較的新しい検査で、性格検査の結果を後日フィードバックとして受け取れる点が他とは異なる特徴です。これらの検査は実施頻度こそSPIより低いものの、志望業界や企業によっては高い確率で遭遇するため、それぞれの出題傾向を事前に把握しておくことが安心につながります。
Web適性検査とテストセンター型・自宅受験型の難易度の違い
同じWeb適性検査でも、テストセンター型と自宅受験型では難易度や対策の方向性が異なる場合があります。テストセンター型は指定会場のパソコンで受検するため、受検環境が統一されており、不正が困難な環境下で実施されます。自宅受験型は自分のパソコンで受検するため、環境の自由度が高い反面、カメラや本人確認など不正防止のチェックが求められることもあります。
難易度の面では、テストセンター型の方が問題レベルが高めに設定されているケースがあります。これは不正が難しい環境であることを前提に、より実力を反映した結果を得ることを企業側が意図しているためと考えられます。自宅受験型とテストセンター型では求められる対策の水準が異なることがあるため、志望企業の受検形式を事前に確認したうえで、それぞれに適した準備を進めることが通過率向上のポイントとなります。
Web適性検査の内容と出題範囲
Web適性検査は「能力検査」と「性格検査」の2つで構成されており、それぞれ測定する内容と対策の方法が異なります。能力検査では言語・非言語の問題を通じて基礎的な思考力が試され、性格検査では応募者の考え方や行動傾向が確認されます。本番で力を発揮するためには、出題範囲と問題の性質をあらかじめ把握しておくことが欠かせません。
以下では、各検査の内容と難易度の目安を詳しく解説します。
能力検査(言語・非言語)で問われる出題範囲と例題
能力検査は、言語と非言語の2科目で構成されるのが基本です。言語分野では語彙力・長文読解・文章の並び替えといった国語的な問題が出題されます。玉手箱の言語問題では、長い文章を読んで「明らかに正しい・明らかに間違い・判断できない」の3択で答える形式が代表的で、文章の論理を正確に読み取る力が求められます。
非言語分野では、四則演算・割合・確率・速度算・図表の読み取りといった数的処理が中心となっています。玉手箱の計数問題では「40×【 】÷0.5=50」のような空欄に入る数値を求める形式が出題されます。問題自体は中学から高校レベルの知識で解けるものがほとんどですが、制限時間が非常に短いため「解き方はわかるが時間が足りない」という状況に陥りやすいといえます。能力検査の対策では知識の習得よりも、制限時間内に正確に解くスピードを養うことが最優先の課題です。
性格検査で測定される項目と回答のポイント
性格検査は、応募者の行動特性・思考傾向・ストレス耐性・対人関係のスタイルといった項目を測定するために実施されます。能力検査とは異なり、正解・不正解がある問題ではないため「対策する」という性質のものではありません。
ただし、回答に一貫性がなかったり、矛盾した内容が含まれていたりすると、企業側に不信感を与える可能性があります。自己分析をあらかじめ深めておき、「自分はどのような人間か」「どのような働き方をしたいか」という軸をしっかり持ったうえで回答することが大切です。
企業の社風や職務内容に合わせて自分を偽った回答をすることは避けましょう。入社後のミスマッチにもつながるためです。性格検査では自分の軸をもとに一貫した回答をすることが最も重要であり、素直に自分の考えや傾向を答えることが正しい向き合い方です。
時間制限・問題数・難易度の目安
Web適性検査の時間制限や問題数は検査の種類によって異なりますが、全体の受検時間は30分から1時間程度が一般的な目安となっています。その間はパソコンの前を離れることができないケースがほとんどであるため、事前にスケジュールを確保しておく必要があります。
難易度については、問題そのものの水準は中学から高校レベルであることが多いものの、1問あたりの解答時間が非常に短く設定されている点が高い壁となっています。SPIの能力検査では1問あたり約30〜60秒のスピードが求められる一方、玉手箱では1問に30秒から1分程度かけられる長めの問題が中心となっており、検査の種類によって体感難易度が異なります。
勉強時間の目安としては10〜20時間程度あれば最低限の対策を済ませることができるとされており、就活中でもこまめに取り組めば十分に準備できる量といえます。時間制限の厳しさが能力検査最大の難関であるため、問題を解く速度を上げることを意識した反復練習が、得点向上への最短ルートとなります。
Web適性検査の受検方法と事前準備
Web適性検査を円滑に受検するためには、テスト対策だけでなく受検前の準備も重要です。案内メールの確認から受検環境の整備まで、手順を正しく理解しておくことがトラブル防止につながります。
以下では、受検開始までの流れと、本番を安心して迎えるために押さえておくべき準備事項を解説します。
受検案内メールの確認から受検開始までの流れ
Web適性検査の受検が必要かどうかは、企業から届く受検案内メールで確認できます。案内メールには「受検用URL」「受検期限」などが記載されているのが一般的です。ただし、このURLがテストセンターの予約用である可能性もあるため、URLを開いてどちらか確認することが最初のステップとなります。
受検用URLにアクセスしても、すぐにテストが始まることはありません。ログイン画面や確認画面を経て開始される流れになっているため、URLを開いただけで採用担当者に通知されることもなく、時間を気にせず確認できます。
開始画面まで進められる状態であればWeb適性検査と判断できるため、一度ページを閉じて準備を整えてから改めて受検しましょう。受検案内が届いたらすぐにURLにアクセスして形式を確認し、期限と所要時間を把握したうえで受検日時を計画的に決めることが、準備の第一歩です。
受検に必要な環境・機器(PC・スマホ・タブレット)の準備
Web適性検査を受検する際には、使用できる機器や環境に条件が設けられている場合があります。検査によってはWindowsに対応したパソコンが必須とされるケースがあり、スマートフォンやタブレットでの受検が認められていない場合もあります。受検案内や検査の要件ページを必ず事前に確認しましょう。
また、Webカメラやマイクの使用が必須とされている検査もあります。本人確認のために身分証の提示を求められることもあるため、受検前にこれらの要件を一つひとつ確認しておくことが重要です。インターネット回線が不安定な環境での受検はトラブルのリスクが高まるため、安定した通信環境を確保できる場所を選ぶことが大切です。受検環境の要件と不正行為の基準を見落とすと思わぬ失格につながる可能性があるため、受検前の確認作業は念入りに行う必要があります。
インターン選考・本選考別に見た受検タイミングの目安
Web適性検査が実施されるタイミングは、選考のフェーズによって異なります。インターン選考では、エントリーと同時に受検結果の提出を求められるパターンや、ES提出時に合わせて受検するよう指示されるケースが多く見られます。本選考においても、エントリー直後・書類審査時・一次面接通過後など、企業によって組み込まれるタイミングはさまざまです。
インターン選考においてもWeb適性検査が課されることがある点は見落とされがちです。サマーインターンの選考では大学3年生の夏前から検査が実施される場合もあり、本選考を見据えた早めの対策が求められます。インターン・本選考いずれの段階でもWeb適性検査は突然求められるため、選考が本格化する前から対策を始めておくことが、慌てずに対応できる唯一の備えとなります。
受検中の中断・再開・期限切れを避けるための注意点
Web適性検査を開始したあとは、中断が認められないケースがほとんどです。受検中の離席やパソコンの操作を止めることはできないため、30分から1時間程度はパソコンの前を離れられない時間を確保したうえで受検を開始しましょう。また、ブラウザ以外のソフトウェアを起動しているとシステムに不正として検知される可能性があるため、受検中は不要なアプリをすべて終了しておくことが必要です。
受検期限についても注意が必要です。休日や深夜帯は受検できない設定になっている検査もあるため、期限ギリギリに受けようとすると受付が終了していて未受検になるリスクがあります。万が一ネット回線のトラブルで中断してしまった場合は、速やかにサポートへ連絡することで再開や再受検の対応を受けられる可能性があります。受検期限と利用可能な時間帯を事前に確認し、余裕を持ったタイミングで受検することが、トラブルを未然に防ぐ最善策です。
就活・転職別のWeb適性検査対策方法
Web適性検査の対策は、就活生と転職者とでは置かれている状況が異なるため、それぞれに合ったアプローチが求められます。共通して言えるのは、ノー勉で臨んで高得点を取ることは難しく、計画的な準備が必要だという点です。
以下では、就活生・転職者それぞれの対策方法と、苦手分野を克服するための教材選びについて解説します。
就活生向けWeb適性検査の勉強方法と練習問題の活用法
就活生がWeb適性検査の対策を始めるうえで、最初に取り組むべきはSPIです。実施企業数が最も多いため、まずSPIを固めることが選考突破の基盤となります。対策のスタートは、サマーインターンを見据えるなら大学3年生の4〜5月、本選考を見据える場合でも大学3年生の1月頃(年明け)を目安に、毎日1〜2時間程度の学習を継続することが理想的です。
勉強の進め方としては、まず基礎的な問題集で出題傾向をつかんだうえで、ハイレベルな問題集に移行するという流れが効果的とされています。練習段階から制限時間を設けて解く習慣をつけることで、本番の時間感覚に慣れることができます。
また、数学が苦手な場合でも、単純な計算問題は繰り返しの実践経験で慣れることができるため、諦めずに取り組むことが大切です。就活生の対策において最も重要なのは早期着手であり、ES対策や面接準備が本格化する前にWeb適性検査の勉強を一定水準まで仕上げておくことが後悔のない就活につながります。
転職者向けWeb適性検査の対策と就活との難易度の違い
転職活動においてもWeb適性検査が課されるケースはありますが、就活と比較すると実施頻度は低く、選考全体に占める比重も企業によって異なります。ただし、キャリア採用では即戦力としての能力を測る観点から、業務に直結した思考力や判断力が重視される傾向にあります。
難易度の面では、転職者向けの検査が就活よりも特別に高いということはなく、出題内容の基本的な水準は共通しています。ただし、学生時代から時間が経過していると数的処理や言語の感覚が鈍っている場合があるため、事前に問題集などで感覚を取り戻しておくことが有効です。転職者がWeb適性検査で失点を避けるためには、学生時代の記憶に頼らず、受検前に改めて基礎的な問題を解いて感覚を整えておくことが確実な対策となります。
苦手な問題形式の克服に役立つ対策本・アプリの選び方
Web適性検査の対策には、自分のレベルや苦手分野に合った教材を選ぶことが重要です。対策本については、SPIの基礎から丁寧に解説されている入門向けの問題集(いわゆる「赤本」)は初心者や数学が苦手な人に向いており、難関企業を狙う場合はより高難度の問題を多数収録した問題集(いわゆる「青本」)への移行が効果的とされています。
スマートフォンのアプリを活用することも、スキマ時間を使った効率的な対策方法として有効です。SPI対策アプリでは苦手な科目を繰り返し練習できるほか、他の受検者とのランキング比較で自分の立ち位置を把握できる機能を持つものもあります。対策本やアプリは自分の現在のレベルを正直に見極めたうえで選ぶことが重要であり、最初から難易度の高い教材に取り組んで挫折するより、基礎を固めてから段階的にレベルアップする方が確実に得点力が向上します。
Web適性検査で通過率を上げるコツ
Web適性検査の通過率を高めるためには、ただ問題を解く練習を繰り返すだけでなく、本番を意識した解き方や時間配分の工夫が必要です。能力検査と性格検査それぞれに適したアプローチがあり、苦手分野への対処法も事前に知っておくことで本番の焦りを減らせます。
以下では、得点を伸ばすための具体的なコツを解説します。
能力検査の得点を伸ばす解き方・時間配分のコツ
能力検査で得点を伸ばすためには、練習段階から制限時間を設けて解く習慣をつけることが重要です。時間を計らずに問題を解いていると、本番の時間感覚とのギャップに対応できず、焦りから失点につながりやすくなります。
解き方のコツとして意識したいのは、難しい問題に時間をかけすぎないことです。解き方が思い浮かばない問題は思い切って飛ばし、確実に解ける問題から先に得点を積み上げていく方が全体のスコアを高めやすくなります。
また、基本的な数学の公式や頻出の計算パターンはあらかじめ記憶しておくことで、解答スピードを大幅に上げることができます。能力検査で通過率を上げる最大のポイントは、問題の難易度を見極めながら時間を配分する判断力を、反復練習を通じて本番前に身につけておくことです。
性格検査で一貫した回答をするためのコツ
性格検査は正解・不正解がある問題ではないものの、回答に矛盾や不一致が多いと企業側に不信感を与えるリスクがあります。一貫した回答をするためには、事前に自己分析を行い「自分はどのような人間か」「どのような働き方を目指しているか」という軸を明確にしておくことが大切です。
受検の際は、企業の社風や求める人物像に合わせて自分を偽ろうとするのではなく、自分の軸に沿って素直に回答することが基本となります。業界によっては「なんでも話してしまう」「隠し事ができない」という特性がマイナスに評価されるケースもあるため、志望企業の職場環境や職務内容を踏まえたうえで自己理解を深めておくことが有効です。性格検査で一貫した回答を実現するためには、受検前に自己分析で自分の軸をしっかりと固めておくことが、最も確実な準備となります。
Web適性検査が難しいと感じたときの対処法
Web適性検査に取り組んでいて「難しい」と感じる場合、その原因はほとんどの場合、解き方そのものよりも時間内に解き切れないことにあります。問題の内容は中学から高校レベルであることが多いため、まずは制限時間なしで正解できるかどうかを確認し、そのうえで時間を縮める練習に移行するという段階的なアプローチが有効です。
なじみのない形式の問題が出題された場合でも、まずは基本となるSPIを完璧に仕上げることが最優先です。企業独自の問題形式は周囲の受検者も十分に対策できていないことが多いため、確実に対策できるSPIで安定した得点を取ることが合格への近道となります。Web適性検査が難しいと感じた際の最善の対処法は、焦って多くの教材に手を出すのではなく、基礎的な問題を繰り返し実践して解答スピードと正確性の両方を着実に高めることです。
Web適性検査で0点・未受検になった場合の足切りリスクと最低得点の目安
Web適性検査を未受検のままにしてしまうと、それだけで選考から外れる可能性が高くなります。受検期限を過ぎてしまった場合は未受検として処理されるため、案内メールを受け取ったら速やかに期限を確認し、余裕を持ったタイミングで受検することが不可欠です。
得点の目安については、中小企業では5〜6割程度で通過できるとされている一方、大手・人気企業では8〜9割を求められる場合もあります。合格基準は公開されていませんが、志望企業と規模や業界が近い企業のボーダーライン情報を参考にすることで、おおよその目安を把握することが可能です。
足切りさえ通過すればよいと考えるのではなく、面接以降の選考にも影響し得る点を踏まえ、できるだけ高い得点を目指すことが重要です。Web適性検査における最低限のリスク回避は未受検を防ぐことであり、その先に高得点を狙う意識を持つことが最終的な内定獲得につながります。
まとめ
Web適性検査は、就活・転職において避けては通れない選考ステップです。SPI・玉手箱・TG-WEBなど検査の種類によって出題内容や難易度が異なるため、志望企業がどの検査を採用しているかを事前に把握したうえで対策を進めることが重要です。能力検査では時間配分を意識した反復練習が得点向上の鍵となり、性格検査では自己分析をもとに一貫した回答をすることが求められます。未受検や期限切れは選考失格につながるため、案内メールを受け取ったら速やかに内容を確認し、余裕を持って受検することが大切です。「足切りさえ通過できればよい」という意識ではなく、面接以降の選考にも影響し得ることを踏まえ、できる限り高い得点を目指して準備を重ねましょう。
Web適性検査の対策と並行して、就職・転職活動全体をサポートしてもらえる環境を整えることも内定への近道です。株式会社DYMが提供する「DYM就職」では、第二新卒・既卒・フリーターの方を中心に、一人ひとりの状況に合わせた就職支援を無料で行っています。書類対策から面接準備まで一貫したサポートを受けられるため、検査対策だけでなく選考全体に自信を持って臨みたい方はぜひお気軽にご相談ください。
