就職活動はいつから始める?やり方と就活スケジュール【27卒・28卒の新卒向け】
2025.12.09 更新


監修者
熊谷 直紀
監修者熊谷 直紀
横浜国立大学理工学部卒。株式会社DYMに新卒一期生として2011年に入社し、WEBプロモーションなどのデジタルマーケティング領域で業務に従事し、その後新規事業立ち上げを経験。
2015年よりDYMの人事部へ異動し人事領域を統括、毎年多くの就活生や求職者との面接・面談を実施。
内定チャンネルなどの採用関連メディアへの出演や記事監修を通して人事・人材関連の情報を発信中。
就職活動は年々早期化が進み、「いつから始めればいいのか」「もう出遅れているかもしれない…」と不安を感じる新卒の方が増えています。
制度上は、採用広報は大学3年生(修了前年)の3月、選考開始は6月とされていますが、実際にはサマーインターンの募集が始まる大学3年生の春〜夏から動き出す人が多く、企業もインターンシップやイベントを通じて早い段階から学生と接点を持つようになっています。
そのため、志望業界や職種がまだ決まっていない段階でも、自己分析や業界・企業研究、インターン準備を少しずつ進めておくことが、就活をスムーズに進めるうえで大切です。
本記事では、27卒・28卒の新卒(大学・大学院・短大・専門学校)の方向けに、就職活動の全体像や「今の学年から何を始めればいいか」を時期別に解説します。
自分のペースを大事にしながら一歩ずつ進められるステップをまとめたので、これから本格的に就活を始める際のガイドとしてぜひ活用してみてください。
就活はいつから始めるべき?就活を始める時期の平均
就職活動は、多くの学生が大学3年生の春〜初夏に基礎準備(自己分析・企業研究)を開始し、夏以降のインターンや早期選考に備えている傾向があります。
また、就活サービスや早期選考の拡大により、大学3年生の秋以降には選考案内や面接が進む学生も増えています。
そのため、「周りが動き始めてから準備する」のではなく、早めに情報収集や自己分析を進めることで、応募機会を広げやすくなります。
特に、大学3年生の夏以降はインターンシップや企業の早期選考が本格化するため、それ以前に自己分析や企業研究を進めておくことで、応募や選考に余裕を持って対応できるでしょう。
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書
出典:2025年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方 ポイント
【在学中の学年別】新卒就活の始め方とスケジュール
日本では、新卒採用のルールとして、卒業・修了年度の3月1日に採用広報開始、6月1日に選考開始と定められています。
ただし、実際の就活はその少し前から動き始めるのが今の主流です。大学3年生・修士1年の夏頃にはインターン募集や早期選考の案内が届き始め、そこで得たつながりが本選考につながるケースも少なくありません。
ここでは、在学中の新卒(大学・大学院・短大・専門学校)の方向けに、学年ごとの「いつ・何をやるか」の目安を整理します。自分が今どの学年・立場にいるかを確認しながら、進め方のイメージをつかみましょう。
出典:2025年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請事項
出典:2025年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方 ポイント
学生の就活スケジュール
大学生の場合、多くの人が大学3年生の春(3〜6月)頃から就活準備を始めます。
この時期は、サマーインターンの募集が増え始め、自己分析や業界研究を通じて「どんな仕事・企業に興味があるか」を考え始めるタイミングです。
秋以降は、インターン参加者を中心に早期選考が進み、大学4年生の春には広報解禁に合わせてエントリーや説明会参加が一気に増えます。
ざっくりとした流れを押さえておくと、「今の自分はどこまでやれていればいいか」がイメージしやすくなります。
| 時期 (大学3年次〜4年次) |
主な活動内容 | 傾向 |
|---|---|---|
| 春〜夏 | 自己分析、業界研究、サマーインターン応募 | インターン参加者は早期選考案内を受けやすい |
| 秋〜冬 | 秋冬インターン、外資系・非加盟企業で選考開始 | 面接参加のピークが1〜2月に増加 |
| 大学4年3月 | 採用広報開始、エントリー集中 | 最初のES提出は「9月以前」が最多 |
| 大学4年6月以降 | 本選考開始・内々定が出始める | 実際は6月前に内々定取得者も多い |
出典:大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について|厚生労働省
大学院生の就活スケジュール
大学院生の就職活動は、基本的には学部生と同じスケジュールで進みます。
ただし、大学院生の場合、研究内容や専門スキルを評価されることが多く、特定条件を満たすと早期選考へ進める制度があります。
とくに「専門活用型インターン」は、選考解禁前に本選考へ移行できる可能性がある制度
として位置付けられています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名称 | 専門活用型インターン(例外ルール) |
| 期間 | 2週間以上の実務型インターン |
| 対象者 | 修了年度に入る直前の春休み以降に参加する大学院生 |
| 特徴 | 条件を満たす場合、選考解禁前(6月以前)に本選考へ移行可能 |
出典:2025年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請事項
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書
特に理系院生は、研究活動と並行して就活を行うため、学部生より早いタイミングで内々定を得る傾向があります。内々定時期の傾向を以下にまとめました。
| 属性 | 最も多い内々定取得時期 |
|---|---|
| 学部生 | 大学4年生の4月 |
| 大学院生(理系) | 修士1年の3月 |
出典:2025年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請事項
|
学部生とは、学部に正規入学し、定められた単位を修得すると「学士」の資格を取得できる学生です。 引用:学外の皆さん:入学情報(学部生)|留学生(海外・日本) |
大学院生の新卒就活では、「研究内容」「専門スキル」「これまで取り組んできたテーマ」が評価されやすくなります。
学部生より早く内々定が出るケースも多いため、修士1年の春〜夏の段階で、専門活用型インターンや研究内容を活かせる企業を意識的に探し始めることがポイントです。
専門学生(専門学校)の就活フロー
専門学校生の就職活動スケジュールも、基本的には大学や短大と同じく、広報解禁が3月1日、選考開始が6月1日と定められています。
専門学校では、授業や実習で身につけた専門スキルや資格をそのままアピールできるため、「どんな現場でそのスキルを活かしたいか」を早めにイメージしておくことが大切です。
学校の就職担当や担任の先生と連携しながら、求人情報のチェックや企業説明会への参加を進めていきましょう。以下は就職状況のデータです。(令和7年10月1日時点)
| 就職内定率 | 62.5%(前年+10.7pt) |
| 調査項目 | 状況(10月1日現在) |
出典:令和7年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査結果を公表します (10月1日現在)
出典:2025年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方 ポイント
高卒で就職する場合の流れ
高卒採用は大学採用とは別ルールで運用されていますが、学生が学業と並行しながら活動できるよう、国や学校、ハローワークが連携する特徴があります。
応募できる企業が学校経由に限定されることが多いため、就職活動は学校での進路指導や求人票の確認が中心になります。
既卒・第二新卒の場合は?
既卒や第二新卒(卒業後おおむね3年以内の人)は、国の制度により、新卒と同じ採用枠で応募できる仕組みが設けられています。
たとえば、「卒業時に就活しなかった」「進路を変更した」「留学していた」などの事情があっても、企業は新卒と同じ扱いで選考することが求められています。
また、既卒・第二新卒向けの採用は、決まった時期に集中するのではなく、通年で募集している企業が多いのが特徴です。
そのため、大学生のように「選考が集中する時期」を気にせず、自分のタイミングで応募しやすくなっています。
新卒応援ハローワークやジョブサポーターなどの公的サポートも利用でき、履歴書の作成や企業紹介、応募相談など、正社員就職を目指すための支援を無料で受けることができます。
2027年卒の就活スケジュール
ここでは、2027年卒の就活スケジュールを月ごとに整理しながら紹介します。
制度上の動きだけでなく、実際に多くの学生が動き始めるタイミングや企業側の採用方針の変化も含め、時期ごとの行動ポイントをまとめています。
「何から始めればいい?」「ほかの就活生はいつから動き出すの?」と悩む方に向けて、具体的な進め方の目安をまとめました。
【2025年5月まで】自己分析、ガクチ力、企業・業界研究などを行う
大学3年生前半は、就活に向けた基礎準備を進める期間です。自己分析やガクチカの整理、業界研究は、企業説明会やエントリーに進む際の基盤となります。
特に近年は、夏インターンやスカウト型サービスで企業と接点を持つ学生が増えており、この時期にプロフィール・経験整理を進めておくことで、早期選考の機会を逃さず活用できます。
【主な取り組み】
- 自己分析・経験整理
- 業界研究・企業リストアップ
- 就活サイト・逆求人サービス登録
この段階で基礎が固まると、インターン参加や選考対応がスムーズになります。
出典:2025年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方 ポイント
【2025年6月から】夏期インターンシップに参加
夏期インターンは企業理解を深める機会として位置づけられています。
制度上、インターンシップ情報を選考に活用できるのは特定の要件を満たす職業体験型インターンに限定されています。
しかし、実際には夏インターン経験者に対し、企業が説明会案内や早期選考の連絡を行うケースが増えています。
参加前に準備する内容
- ES・履歴書作成
- 面接やGDの事前対策
- 志望動機の整理
この時期に複数企業を比較することで、志望軸が明確になり、秋以降の選考に備えることができます。
出典:就職・採用活動に関する要請|内閣官房ホームページ
【2025年9・10月から】秋・冬インターンシップに参加とES・面接対策(企業によっては説明会開始)
秋以降は、企業との接点が増える時期です。この段階で、実務体験型インターンや選考前提型イベントが開催される企業も増えています。
制度上、選考とインターンが結びつくのは特定条件下に限られますが、現実には秋以降のインターン経由で早期選考へつながるケースが一般的です。
【この時期の動き方】
- 選考直結イベントへの参加
- ES・面接の改善
- 志望企業の比較
ここでの経験は、本選考前に課題と改善点を把握できる貴重な機会になります。
【2026年3・4月から】企業エントリーや説明会を始める
3月は、政府が定める「採用広報開始時期」であり、このタイミングから企業説明会やエントリー受付が大きく動き出します。
学生の参加状況としても、説明会参加のピークは3月が最も高い傾向にあります。
一方で、企業説明会へ「最初に参加した時期」やES提出開始時期は大学3年生の秋(9月以前)が最多で約6割となっており、実際にはこの段階までに就活準備が進んでいる学生が多い点が特徴です。
そのため、3月は「就活が始まる月」というよりも、応募・選考対策が一気に加速し、企業との接点が増える最終集中フェーズとして認識するとイメージしやすいでしょう。
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書
出典:就職・採用活動に関する要請|内閣官房ホームページ
【2026年6月から】選考面接や内々定が出始める
制度上、企業の採用選考開始は6月以降とされています。この時期は、多くの企業で最終面接や内々定調整が行われる時期にあたり、採用活動としての山場となります。
ただし、内々定の獲得時期を見ると、最も多いのは4月で、5月時点で全体の約7割が内々定を得ている
という傾向があります。
2024年卒の学生を対象とした調査では、6月1日以前に内々定をもらっている学生が約8割に上っています。
そのため、6月は「内々定ピーク」ではなく、複数内々定の比較検討・最終選考・承諾判断が進むフェーズといえるでしょう。
この時期までに応募企業や働き方への軸を整理し、自分に合った選択ができるよう準備しておくことが求められます。
独自のスケジュールで選考を行う企業や業界もある
日本の新卒採用は、原則として3月1日に広報開始、6月1日に選考開始という政府方針があります。しかし、実際の採用市場では、インターンシップや早期選考を通じて、公式日程より早く採用が進む企業が増加しています。
日本の新卒採用は、原則として3月1日に広報開始、6月1日に選考開始と定められていますが、実際にはインターンシップや早期選考を通じて、公式日程より早く採用が進む企業が増えています。
特に外資系企業・ベンチャー・経団連非加盟企業では、早期採用の傾向が顕著です。
そのため、学生は「公式スケジュールだけ」を基準にするのではなく、志望業界の実態や選考傾向を早めに調べることが大切です。
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書
出典:2025年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請事項
6月1日時点で内々定を取得している学生は約8割
政府は選考開始日を6月1日と定めていますが、現状では、それより早い時期に内々定を得る学生が大半となっています。
内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」では、次の傾向が示されています。
- 6月1日以前に内々定を得ている学生: 約8割
- 最初の内々定が出る時期で最も多いのは4月(約2割)
- 外資系企業は特に早く、約4割が前年2月以前に内々定
- 採用面接が集中する時期は冬〜春(1〜2月がピーク)
この結果から、就職活動は形式上の解禁日より早く進むケースがほとんどであることが明らかです。
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書
出典:2025年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請事項
独自の選考スケジュールを把握する方法
早期採用企業やインターン経由選考に対応するためには、学生自身が意識的に情報収集を進めることが必要です。
インターン参加者の約7割が、企業から早期選考案内を受け取っているという調査結果があります。
スケジュール把握のポイントを以下にまとめたのでぜひチェックしてみてください。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 過去データを調べる | 過去の選考時期・ES受付期間・イベント開催時期を調べ、スケジュール化 |
| 採用情報の定期チェック | 企業サイト・ナビサイトを月1回以上確認 |
| インターン参加 | 春〜夏のインターン参加で案内や選考ルートを得やすい |
| 業界別傾向を知る | 外資系→10〜11月開始 中小・ベンチャー→2月頃開始が多い |
こうした事前準備によって、応募機会を逃さず、希望企業へアプローチしやすくなります。
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書
出典:2025年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請事項
就職活動のためにやること【準備】
近年、新卒採用は早期化が進み、政府が定めるスケジュール(広報開始:3月1日、選考開始:6月1日)よりも早く採用が動き出す企業が増えています。
そのため、スムーズに動けるよう、自己理解・企業理解・応募準備の3つを早めに整えておくことが重要です。
ここでは、就職活動が本格化する前に進めておきたい準備内容について、順序立てて整理します。
自己分析
自己分析は、就職活動の出発点です。これまでの経験・考え方・行動パターンを整理し、「自分はどんな場面で力を発揮できるか」「どんな働き方が合うのか」を言語化することが目的です。
実際に、株式会社リクルートの資料によると、就活を終えた学生の48.0%が「もっと早く取り組めばよかった」と回答していることが分かりました。
大学2年生〜3年生の早い時期から始めることで、志望動機や自己PRが作りやすくなる傾向があります。
以下に自己分析の方法と具体的な内容、メリットについてまとめたのでぜひチェックしてみてください。
| 方法 | 内容 | メリット |
|---|---|---|
| モチベーショングラフ | 過去の経験を時系列で整理し、価値観や行動傾向を可視化 | 自分が成長した理由や行動パターンが見つかる |
| 適性診断・適職診断 | アプリ・Webツールなどで強み・適性・相性の良い仕事を可視化 | 客観的データが得られ、職種選びの判断材料になる |
| 他者フィードバック | 友人・家族・先輩に 「自分の強み」を聞く |
自分では気づかない特徴が見つかる |
業界研究
業界研究とは「社会にある仕事の種類を理解し、どの分野で働きたいかを考えるための調査」です。
自分の興味や価値観と合う領域を把握することで、志望動機や企業選びに一貫性が生まれます。
業界研究のポイント
- まず「興味がある領域」を広めに見る
- 同業界の企業比較で特徴が見えやすくなる
- 経済動向・業界課題・将来性も必ず確認
オープン・カンパニーや説明会を活用し、表面的な理解ではなく、仕事内容や働き方の具体像まで押さえることが重要です。
企業研究
企業研究では、あなたの価値観や働き方に合う企業を絞り込みます。
理念・事業内容・福利厚生・働き方などを比較し、「仕事選びの軸」と企業が合致しているか確認しましょう。
調べ方例
- 採用ページ・IR情報・社員インタビュー
- インターンや説明会の社員との会話
- 口コミ・OB/OG訪問などの裏の情報
「企業から選ばれる準備」だけでなく、「自分が企業を選ぶ感覚」が重要です。
職種研究
職種研究では、仕事の内容と求められる能力を理解し、自分に向いている働き方を見極めます。
- 営業・企画・エンジニア・研究職など、同じ企業でも仕事は多様
- 「どんな業務内容か」「働く環境
- 地型インターンで体験して判断するのが最も正確
また、新卒採用でも「ジョブ型採用」が増えており、職種に着目した就活が重要になっています。
エントリーシート作成
エントリーシート(ES)は、企業にあなたを知ってもらう最初の資料です。自己PR・志望動機・ガクチカを磨くことで、書類選考や面接準備にもつながります。
書き方のポイント
- 事実ではなく「経験から得た学び」を書く
- 「何をしたか」だけでなく「なぜそう判断したか」を軸に
- PREP法や結論先行の文章が読みやすい
自己PR
自己PRは、あなたの強みを企業が理解できる形に言語化するものです。重要なのは、強みがどのように仕事で再現できるか(再現性)です。
- 経験は大きくなくてもよい
- 困難→行動→結果→学びの流れで整理
- インターンで得た証拠(エピソード・評価)は強い材料
面接対策
面接は、企業と学生が相互理解する機会です。回答の準備だけでなく、表情・話し方・論理性など総合的に磨く必要があります。
近年はオンライン面接が約8割となり、対面+オンラインのハイブリッド化が進んでいます。
おすすめ準備
- 想定質問リストを作る
- 模擬面接で練習
- 目線が下の方に行く、声が小さいなど→録画して改善
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書
OB・OG訪問
OB・OG訪問は、インターネットや採用ページでは得られない、働く人の価値観・職場環境・キャリアの進み方などの“リアルな情報”に触れられる貴重な機会です。
社風や働き方が自分に合うかを確認できるため、志望動機や企業選びの精度を高める材料として非常に役立ちます。
依頼のタイミングも重要です。特に3月〜6月は企業側の採用活動が本格化し、OB・OG自身も業務が増えるため、訪問依頼が集中し返答が遅くなる傾向があります。
大学3年生の秋〜冬やインターン参加後など、比較的余裕のある時期に依頼すると、快く対応してもらいやすく、じっくり話を聞ける可能性が高まるでしょう。
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書
インターンシップ
インターンシップは、業界理解や企業研究を深めるだけでなく、早期選考につながる重要な活動です。
学生の行動データでは、参加者の約7割が企業から早期選考案内を受けているという結果が出ており、本選考前に企業と接点を持つ手段として大きな役割を果たしています。
ただし、企業が学生情報を採用選考に利用できるのは、一定要件を満たしたタイプ3(汎用的能力・専門活用型)インターンシップのみです。
短時間の説明型や体験要素の少ないプログラムは対象外となるため、志望度が高い企業ではタイプや内容を事前確認し、目的に合ったプログラムを選ぶことが大切です。
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書
説明会
企業説明会は、事業内容や企業文化、働き方を理解し、自分との相性を確かめる機会です。
採用広報解禁後は多くの説明会が開催されますが、近年はオンライン開催が増加し、場所を問わず気軽に参加できるようになりました。複数企業を比較しやすい点もメリットです。
説明会で得られる情報は、企業選びの軸整理や志望動機の具体化に役立つため、業界が定まっていない段階でも積極的に活用しましょう。
気になる企業がある場合は、採用サイトや就活サイトをこまめにチェックし、開催予定を逃さないことが重要です。
企業の新卒採用ニーズは高い
現在の新卒採用市場は、少子化による労働人口減少により、採用競争が激しくなっています。
企業は将来の中核人材を確保するため、若手採用を強化しており、新卒採用は依然として需要が高い状況です。
学生にとっては、就職活動において比較的選択肢が多い「売り手市場」が続いているといえます。
新卒採用ニーズの状況
| 指標 | 現状 |
|---|---|
| 大卒求人倍率 | 1.75倍(2025年卒) |
| 採用人数の意向 | 「増やす」(15.6%)が「減らす」(4.8%)を上回る |
| 2026年卒採用予定数 | 平均31.9人(前年+増加) |
| 採用難が強い層 | 特に中小企業で人材不足が深刻化 |
出典:リクルート「就職白書2025」
企業規模に関係なく採用意欲は堅調で、特に中小企業では応募者数が減少傾向にあり、採用難が加速しています。
学生は幅広い企業規模・業界を比較しながら検討することが求められます。
26卒の就活はやばい?
「26卒はやばい」と言われる背景には、売り手市場でチャンスが多い一方、選考スケジュールがさらに前倒しになっている現実があります。
内定の取得自体はしやすい傾向が続きますが、じっくり比較検討する余裕が持ちにくく、準備不足のまま就活が進む学生が増えている点が課題です。
26卒の就活環境の特徴
✔ 内定時期の早期化
- 2025年卒では、3月1日時点で40.3%が内定済み
- 最初の内定時期は卒業年度の4月が最多
✔ 早期選考ルートが増加
- ターンシップ参加者の約7割が早期選考の案内を受ける
- 外資系・大手企業では選考がさらに早期化
✔ 多内定化・短期決断化
- 内定取得平均数は2.74社
- 学生の35%が「十分考える前に企業を決めた」と回答
✔ 課題:学業との両立
- 選考ピークが1〜2月に集中し、試験や研究と重なる
26卒の就活は、選択肢が広い一方で、準備を後回しにすると適切な企業選びが難しくなる傾向があります。
早めに自己分析・情報収集を進め、内定後も納得できる判断ができるよう、継続的に企業理解を深めていくことが重要です。
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書
出典:2025年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方 ポイント
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就職活動は遅くても間に合う?始めるタイミング別ロードマップ
就活は早めに準備を始める学生が増えていますが、在学中であれば、途中からでも十分に巻き返せる可能性があります。
近年は、卒業・修了年度の夏以降まで採用活動を続ける企業や、インターン経由・スカウト経由で追加募集を行う企業も増えています。
大切なのは「周りと比べて遅れているかどうか」ではなく、「今の学年・時期から逆算して、何に優先的に取り組むか」を決めることです。
自己分析や企業研究を短期間で整理し、自分の軸を固めながら選考につなげましょう。
出典:2025年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請事項
出典:大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について|厚生労働省
出典:2025年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方 ポイント
今やるべきこと(始めた月別)
就活準備は、始めるタイミングによって優先順位が変わります。どの時期にスタートしたかに応じて、下記を目安に行動を整理しましょう。
| 開始時期(目安) | 優先する準備内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 大学2年〜大学3年3月 | 自己分析、業界/企業研究、 資格取得・スキル習得 |
基礎づくり・ 興味の方向性整理 |
| 大学3年4〜6月 | サマーインターン応募、ES・Webテスト対策 | 企業理解を深め早期選考ルートへ接続 |
| 大学3年10月〜2月 | 秋冬インターン、本格的な面接・ES対策、OB・OG訪問 | 選考慣れと 志望度の明確化 |
| 大学4年3月以降 | 企業説明会参加、ES大量提出、 最終面接対策 |
本選考解禁に合わせた 実行フェーズ |
大学3年の秋以降から動き始めても遅くはありません。インターンや社員との対話を通じて、就業イメージや職種理解を深めることで、自己PRや志望理由の質を高められます。
挽回するための最短ステップ
「出遅れた…」と感じた場合でも、正しい順序で行動すれば十分に巻き返すことは可能です。
重要なのは、自分の理解 → 市場理解 → 選考実践の順に進めることだといえます。限られた時間でも優先度を整理しながら進めることで、選考突破率は大きく変わります。
1. 自己分析を短期間で深める
- 過去の経験整理
- 強み・価値観の言語化
- 診断ツールやキャリア相談の活用
→ ESや面接で話せる“軸”を作る。
期間で進める場合は、完璧を目指すのではなく「選考で話せるレベルまで整える」ことが優先です。
モチベーショングラフや適性診断を活用すれば、自分だけでは気づけない傾向にも気づけます。
2. 業界研究と企業研究を同時並行
- 業界の構造・将来性を把握
- 気になる企業を3〜5社比較
- OB・OG訪問や説明会で「リアルな声」を収集
→ 「なぜその企業なのか?」を明確にする。
動きが遅れるほど、業界だけを調べて迷走するケースが増えます。
そのため「業界理解→企業比較」を同時に進めるのが効率的です。調べる軸(事業内容・働き方・将来性)を決めることで情報整理がしやすくなります。
3. 早期選考ルートを活用
- 外資系・中小企業・ベンチャーは動きが早い
- インターン参加者限定の案内を狙う
→ チャンスを見逃さず内定に近づく
特にベンチャー企業やIT系では、説明会やインターンを通じて選考へ直結する場合があります。応募母数を増やし、練習しながら本命企業の選考に備える「経験値の確保」も大切です。
4. 支援サービスを最大限活用
- キャリアセンター
- 就活支援アプリ・添削サービス
- 模擬面接・ESフィードバック
ひとりで抱えず、短期間で完成度を上げる。
特に書類添削や面接対策は、客観的なフィードバックを受けるだけでも通過率が大きく変わります。
無料で使える支援が多いため、「頼れるものは早めに頼る」姿勢が挽回スピードを高めます。
インターンシップはいつから?やった方がいい?
インターンシップは、企業理解や仕事理解を深めるだけでなく、企業と接点を持つ重要な機会です。
採用活動の早期化が進んでいる今、就活準備や選考対策として有効な手段となっています。
参加した学生の中には、「選考で優遇された」「志望業界が明確になった」と感じる人も多く、就職活動において参加を検討する価値の高い取り組みといえます。
インターンシップを始める時期
インターンシップは、多くの場合大学3年生(修士1年)の夏頃から本格化します。
募集開始はそれより早い春〜初夏が中心のため、応募に必要な自己分析や企業研究は早めに進めておくことが重要です。
参加時期と特徴
| 時期 | 特徴・活動内容 |
|---|---|
| 春(大学3年4月頃〜) | 募集開始。応募準備・ES対策が必要 |
| 夏(大学3年夏休み) | 実施ピーク。企業理解・就業体験が可能 |
| 秋〜冬 | 早期選考につながるプログラムが増加 |
| 春休み(卒業前年の2〜3月) | 専門活用型インターンでは例外的に早期選考移行が可能 |
特に、2週間以上の専門活用型インターン(タイプ3)に参加し、能力が認められた場合、制度上「6月以前に選考へ進める可能性」があります。
インターンシップの参加率は約8割
インターンシップへの参加は一般化しており、就活のスタートラインといえる状況です。
内閣府の学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査では、「インターンと呼ばれる活動への参加経験がある」と回答した学生は以下の通りです。
| 属性時期 | 参加率 |
|---|---|
| 文系学生 | 78.0% |
| 理系学生 | 61.3% |
参加後に得られた影響
- 約7割の学生が「早期選考の案内」を受けた
- 約半数が「選考が有利になった(選考短縮・スキップ)」と回答
- 約34.5%がインターン参加企業から内々定を獲得
インターンは、業界・職種理解の手段であると同時に、選考機会につながる入口としても機能しています。
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書
インターンシップの種類
産学協議会では、学生が参加するキャリア形成プログラムを4つのタイプに分類しています。このうち、採用選考に活用できるのはタイプ3・タイプ4に限られます。
| 類型 | 名称 | 目的 | 就業体験 | 最低期間 | 選考利用 |
|---|---|---|---|---|---|
| タイプ1 | オープン・ カンパニー |
企業理解 | 不要 | 制限なし | 不可 |
| タイプ2 | キャリア教育型 | 働く目的を考える | 不要 | 制限なし | 不可 |
| タイプ3 | 汎用的能力・専門活用型 | ミスマッチ防止・評価 | 必須 | 5日〜 (専門型は2週間以上) |
可能 (条件あり) |
| タイプ4 | 高度専門型 | 実践研究力の向上、評価材料の取得 | 必須 | 制限なし | 可能 (試行段階) |
出典:2025年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請事項
夏のインターンシップ(サマーインターン)
夏は最も参加者が多い時期で、就活の起点になりやすいタイミングです。
- 募集:春〜初夏
- 実施:大学3年生の夏休みが中心
- 選考:企業によっては、インターン参加者限定で採用説明会や早期選考の案内が届くケースあり
秋・冬のインターンシップ
秋冬は、より選考と結びついたプログラムが多く、特に外資やベンチャー企業ではこの時期に本選考が始まることもあります。
- 外資系:大学3年生の10〜11月頃から選考開始
- 専門活用型インターン参加者は例外的に6月前に正式選考へ移行可能
企業の選考スタートのタイミング
就職活動では、政府が定める原則ルールとして「広報活動は3月1日以降」「採用選考は6月1日以降」というスケジュールが示されています。
しかし、このルールには強制力がなく、企業ごとの採用方針や業界慣習によって実施時期は大きく異なります。
特に外資系企業や経団連に非加盟の企業では、独自スケジュールで早期選考を行うケースが増えています。
また、インターン参加実績を基に選考へつながる制度が進んだことで、採用活動全体が早期化しています。志望企業の採用時期を把握し、それに合わせて準備を進めることが重要です。
経団連加盟企業(大手日系企業など)
経団連加盟企業の多くは、政府ルールに沿って採用活動を進めます。
| 活動内容 | 開始時期(原則) |
|---|---|
| 広報活動(エントリー・説明会等) | 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降 |
| 採用選考(面接等) | 卒業・修了年度の6月1日以降 |
| 正式な内定日 | 卒業・修了年度の10月1日以降 |
ただし、ESやWebテストの受付開始時期はルール対象外のため、早期に実施される場合があります。
また、要件を満たす「専門活用型インターンシップ(タイプ3・2週間以上)」参加者は、例外として6月前に選考へ進む可能性があります。
これは、専門性を持つ学生を早期選考に取り込むための制度です。
経団連非加盟企業
中小企業・ベンチャー企業・IT企業など、経団連に加盟していない企業は、ルールに縛られず独自スケジュールで採用活動を行います。
経団連非加盟企業における就活の特徴
- 選考開始:大学3年生の2月頃〜
- 内定時期:大学3年生の3〜4月に内定が出るケースあり
- 時期:採用方法:スカウト型・通年採用が増加
また、内閣府の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」では、ベンチャー企業の内々定時期は大手企業より早い傾向が示されています。
志望する場合は、採用サイトやスカウト型アプリで早めに企業をフォローし、募集開始のタイミングを逃さないことが大切です。
出典:学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 – 内閣府
外資系企業
外資系企業は、世界標準の採用フローに基づき、日本のスケジュールとは独立して選考を進めます。
| 活動内容 | 目安時期 | 傾向 |
|---|---|---|
| 選考開始 | 大学3年生の10〜11月頃 | 秋冬インターンが 実質選考となる企業も多い |
| 内定時期 | 11月以降随時 | 年内に選考終了・内定確定する例も |
外資系企業で最初に内々定を受けた学生のうち、約4割が卒業前年の2月以前に内々定を獲得しており、国内企業と比較して早期化が顕著です。
志望する場合は、大学3年生の早期段階からの情報収集が必須となります。
大学1・2年生からできる!就活を成功させるコツ
大学3年次、4年次に本格化する就職活動に備え、大学1・2年生のうちからできる準備を知ることで、選考に余裕を持って臨むことができます。
早期から小さな行動を積み重ねることで、自分に合った進路発見や準備の幅を広げられるでしょう。
出典:大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について|厚生労働省
少しでも早く就活準備を始める
大学1・2年生という“まだ余裕のある時期”だからこそ、自己理解や働くことについての考えを整理することが価値になります。
この時期に「自分が何に興味を持っているか」「どんな人生を選びたいか」を少しずつ考えておくと、大学3年次以降の動き出しがスムーズになるでしょう。
例えば、授業・サークル・アルバイトなどの経験を振り返り、「いつどんな時に嬉しかった」「どんな時に挫折したか」を記録しておくことが自己分析の基盤になります。
出典:学生の就職・採用活動開始時期等 に関する調査結果について (概要)
希望職種に合ったスキル・資格を取得する
早いうちから、自分が興味を持つ職種に必要なスキルや資格を調べ始めると、将来的にアピールポイントになります。
例えば、IT職種を目指すならプログラミングやデータ分析の基礎を身につける、営業職を目指すならプレゼンテーション力やコミュニケーション力を磨く、といった準備です。
この段階での取り組みが、インターン応募やES作成、面接準備の際に「経験・スキル」という武器になり得ます。
出典:Part1 大学におけるキャリア形成支援とキャリア教育
幅広い企業に対してエントリー数を増加
大学1・2年生のうちは、規模・業界・職種を限定せず、幅広い企業情報に触れておくことが効果的です。
大手・中小・ベンチャー企業それぞれの募集形態や働き方を理解することで、自分に合った「働き方」「環境」「文化」が見えてきます。
そのうえで大学3年生以降のエントリー数を増やすことで、選択肢と可能性を広げることが可能です。
出典:2026 年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方
イベントに参加する
大学1・2年のうちから、就活関連のイベントや企業説明会、ワークショップに参加すると、「働くこと」「企業が学生に求めること」を知る機会になります。
特に対話形式のイベント(社員座談会など)では、自分の働き方や価値観とのギャップを発見できます。
少しずつ参加経験を積んでおくことで、大学3年以降の本格選考期に自信を持って臨めるでしょう。
大学1・2年生から利用できる就活準備サイトに登録する
インターネット上の就活支援サイトや企業データベース、適性診断ツールなどは、大学1・2年生でも無料で登録・利用可能なものが多数あります。
早めにアカウントを作成しておくことで、企業情報・業界動向・自己分析ツールを活用し、タイミングを問わず情報収集できる体制を整えられます。
また、サイトから配信されるセミナー案内やインターン募集を見逃さないためにも、早めの登録がおすすめです。
就職活動向けのエージェントを活用しよう
就職活動では、自己分析や企業研究、応募書類の作成など、多くの準備が必要です。
就活をスムーズに進めたい方や、企業選びや選考対策に不安がある方は、『Meets Company』のサポートを活用してみましょう。
キャリアアドバイザーによる個別面談や非公開求人の紹介、社長や人事と直接話せるイベントなど、効率よく内定を目指せるサービスが揃っています。
無料で利用できるため、就活の選択肢を広げたい学生におすすめです。
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まとめ
就職活動は、制度上のスケジュールと実際の動きに差がある点を理解することが重要です。
企業説明会の開始は3月以降ですが、インターンシップや早期選考をきっかけに、学生の行動はさらに前倒しになっています。
とはいえ、早く始めれば良いというわけではなく、「自己理解」「企業理解」「選考準備」を自分のペースに合わせて進めることが大切です。
また、外資系や非経団連企業、ベンチャー企業などは通年採用やスカウト型選考が増えており、遅れていると感じても十分に挽回できます。
制度やデータ、動き方を理解し、迷ったときはキャリアセンターや支援サービスを活用しながら、納得できる選択につなげていきましょう。
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よくある質問
Q. 4月からの就活は手遅れですか?
4月からの就活でも間に合います。 ただし、企業説明会・面接・ES提出が集中する時期であるため、短期間で準備する必要があります。
卒業・修了年度の4月は、最初の内々定獲得時期として最も回答割合が高い月でもあり、この時点で選考が本格化しています。
遅れていると感じる場合は、自己分析・企業研究・書類対策を同時並行で進めることが重要です。
Q. 就活はだいたいいつ決まる?
採用選考開始は6月以降とされていますが、実際の内々定取得ピークは卒業年度の4月です。正式内定は10月以降ですが、多くの企業では9月頃まで採用活動が続きます。
つまり、4〜6月が最も動きが激しい時期であり、この期間に選考対策と応募を集中的に進める必要があります。
Q. 就職活動は何月から始まる?
制度上は大学3年生(修了前年)の3月から採用広報が開始されますが、全体の約6割の学生が9月以前に就活準備を始めています。
そのきっかけの多くが、6月〜夏に募集が始まるインターンシップです。つまり、公式日程より約半年早く水面下の動きが始まっています。
Q. 就活でやばい時期はいつですか?
就活でやばい(特に負担が大きくなる)時期は次の期間です。
- 1〜2月: 面接ピーク・ES提出・企業との接触集中
- 3月: 採用広報解禁でエントリーが一気に始まる
-
この時期までに準備が整っていない場合、応募対応に追われ、企業分析や自己分析の時間が取れず焦りやすくなります。
Q. 大学3年生はいつから就活を始めればいい?
大学3年生の6月以前に動き始める学生が最も多いです。このタイミングはサマーインターンの募集が始まり、業界理解や企業研究を深める重要なフェーズです。
早めに取り組むほど、自分に合う企業軸が定まり、選考対策にも余裕が生まれます。結果として、内定獲得のチャンスも広がります。
Q. 大学4年生の就活はいつから?もう遅い?
4年生からでも間に合いますが、戦略が必要です。就活の本格化は4年生の3月〜6月といわれていますが、実際にはこの時点で約8割が内々定済みです。
そのため、遅れた場合は通年採用企業・スカウト型採用・インターン経由選考など、“今から狙えるルート”を優先し、効率的に進めることが重要です。
出典:就職・採用活動に関する要請|内閣官房ホームページ
Q. 大学生の就活はいつからいつまで?
就活は大学3年生の6月以前に始まり、翌年9月頃に終わる流れが主流です。
| フェーズ | 時期 |
|---|---|
| 準備開始 | 3年生の6月以前が最多 |
| 選考開始 | 3月〜6月 |
| 内々定ピーク | 4月 |
| 採用終了 | 9月頃が目安 |
制度上の正式内定解禁は10月ですが、実態としてはそれ以前に就活が完了している学生が多い傾向です。
Q. 就活はいつから本格化しますか?
制度上は大学3年生の3月から広報解禁ですが、行動実態では説明会のピークが3月、面接のピークが1〜2月となっています。
そのため、学生の多くは秋冬から実質的な選考に入り、体感としては1〜3月が本格化フェーズという認識が広がっています。
Q. 学院生と大学生の就活は何が違う?
大学院生は、研究内容や専門性が評価軸となりやすく、専門活用型インターン(2週間以上)を通じて早期選考へ進める制度が利用できる点が特徴です。
学部生よりも、研究内容・スキル・成果物を軸に進める傾向があります。
Q. 専門学校の就活は高校と違う?
専門学校生は、大学・短大と同じく広報3月、選考6月開始ルールが適用されます。
一方、高卒採用とは仕組みやスケジュールが異なるため、学校経由の情報・支援機関のサポートを利用しながら進めるのが一般的です。
